ラステーム、光デジタル出力2系統搭載のUSB DDC

-24bit/192kHzと非同期転送対応の「RUDD24」


USB DDコンバータ「RUDD24」

 ラステーム・システムズは、24bit/192kHzに対応したUSB DDコンバータ「RUDD24」を12月12日に発売する。価格は56,700円。

 USBでPCと接続し、PC内の音声をデジタル出力(S/PDIF)するUSBオーディオインターフェイス。2010年に発売されたUSB DDC「RUDD14」(56,700円)のマイナーチェンジモデルで、「RUDD14」で備えていたAES/EBU(XLR)バランス出力の代わりに、光デジタル出力を追加。これにより、光デジタル出力は2系統となり、他にも同軸デジタル×1、BNCデジタル×1の出力を用意する。


背面。光デジタル出力を2系統備えている

 Windows XP/Vista/7では付属の専用ドライバ(32/64bit対応)で、Macは、Mac OS 10.6.3以降のOS標準ドライバで動作。最高で24bit/192kHzまで対応する。WindowsではASIOに対応し、Vista/7ではWASAPIも使用可能。PC側のクロックから独立したアシンクロナス(非同期)モードで動作し、Bit-perfect Digital Audioで忠実な音を再生できるという。

 ±1.0ppmのTCXO(温度補償型水晶発振器)により、ジッタを抑えた再生を可能にする。また、PCの5V電源からUSBオーディオ信号を絶縁し、リップルノイズを遮断している。

 前面に96×96ドットのフルカラー有機ELディスプレイを装備。入力サンプリングレートやレベルメーターなどの各種の情報が表示できる。ディスプレイは完全に消灯することも可能。筐体はアルミ押し出し材を使用。フロントパネルは厚さ5mmのアルミ削り出し。

 電源は付属のACアダプタを使用する。外形寸法は123×127×48mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約600g。



(2011年 12月 9日)

[AV Watch編集部 山崎健太郎]