ヤマハ、AVアンプ操作アプリのAndroid版を機能強化

-Androidのウィジェットに対応。操作性も改善


AV CONTROLLERの画面

 ヤマハは5日、同社AVアンプをLAN経由で操作可能なAndroid用アプリ「AV CONTROLLER」をVer.2.01へ無償アップデートした。Android OS 2.1以上に対応する。

 対応AVアンプは、RX-A3010、RX-A2010、RX-A1010、RX-V771、RX-V3067、RX-V2067、RX-V1067、DSP-Z7、DSP-AX3900。

 Ver.2.01では、新たにAndroid標準のウィジェット機能に対応し、電源や音量などのよく使う機能をすぐに呼び出すことが可能。ウィジェットリスト内にAV CONTROLLERが表示され、リスト内から選択すると小さなアイコンがホームメニュー上に表示、各機能を利用できる。

 ウィジェットに登録されている機能は、「AV CONTROLLER appへのショートカット」、「ボリューム操作」、「基本設定操作(ZONE/INPUT/DSP/SCENE change)」、「電源オン/オフ」の4つ。

 

ウィジェットを表示したところ(スマートフォン画面)タブレットでのウィジェット表示

 また、RX-V3067、RX-V2067、RX-V1067、DSP-Z7、DSP-AX3900のトーンコントロールなどのオプションメニューに対応。これまで、RX-A3010/2010/1010、RX-V771のみで対応していたオプションメニューが、それ以外の旧モデルでも利用可能になった。

 

 利用できるオプションメニューは、RX-V3067/2067/1067の3モデルがトーンコントロール、アダプティブDRC、ピュアダイレクト、画質調整(V3067/V2067)、セリフ位置調整、シネマDSP 3Dモード、エンハンサー。DSP-Z7とDSP-AX3900は、トーンコントロール、アダプティブDRC、ピュアダイレクト、画質調整(DSP-Z7のみ)、シネマDSP 3Dモードの各機能。

 そのほか、フリック操作も一部変更。デバイス選択画面へ戻る場合はBACKキーのみ使用でき、フリックでは戻れないようにした。これは、デバイス選択を表示すると端末内の音楽再生機能がストップしてしまうことから行なった処置。この変更により、フリック操作中に音楽再生機能が意図せず停止することを防ぐ。なお、「NowPlaying」と「List Browse」の間ではフリック操作が行なえる。

 今回アップデートされたAndroid版のほかに、iOS版についても操作性の改善などを今後のアップデートで行なう予定としている。



(2012年 1月 6日)

[AV Watch編集部 中林暁]