ACCESS、DLNA対応のiPad/PCアプリ「MediaPilot」を公開

-LAN内の機器で動画/音楽を共有。TVなど家電向けも


「ACCESS MediaPilot」のiPad版

 ACCESSは、DLNA対応のiPadアプリ/PCソフト「ACCESS MediaPilot」を公開した。PCソフトは無料でダウンロード可能で、対応OSはWindows XP/Vista/7。iPadアプリの価格は170円で、iOS 5.0以降に対応。PC版/iPad版ともにメニュー表記は英語。

 ACCESSの組み込み向けDLNAソフトウェア「NetFront Living Connect」をベースとしたもので、DLNA準拠の家電の間で動画や静止画、音楽のファイルを共有可能。PCにある動画を無線LAN経由でiPadを使って観ることなどができる。今後、家電メーカーなどが自社製品に「ACCESS MediaPilot」を組み込むための開発キットも提供開始する予定。

PC版

 DLNAまたはUPnP(Universal Plug and Play)機器を利用して動画/音楽のストリーミング再生が行なえるほか、ファイルのドラッグ&ドロップによるリモート再生機能(Swipe-to-TV)など操作性を高めており、ネットワークの知識がなくてもシームレスにマルチメディアへアクセス可能としている。iPad版アプリはDMC(コントローラー)/DMP(プレーヤー)に対応。PC版はDMS(サーバー)/DMC/DMPに対応する。

 ACCESSのIAグローバルセールス担当バイスプレジデントのDr. Neale Fosterは「『ACCESS MediaPilot』は、ユーザーがPCや携帯電話、タブレット端末、テレビなどの異なる機器間で音楽や映画などのコンテンツを自由かつ手軽に共有できる環境を実現した」と述べている。

 再生対応フォーマットは、静止画がJPEG/BMP/PNGで、音楽はPC版がMP3のみ、iPad版がHE-AAC/AAC/MP3/Audible/AAX/AAX+/Apple Lossless/AIFF/WAV。iPad版はiTunesで購入したAACも再生できる。

 動画は、PC版がWMV/MPEG/MP4に対応。iPad版はMPEG-4 AVC/H.264(最大720p/30fps、m4v/mp4/mov)、MPEG-4(最大640×480ドット/30fps/2.5Mbps、m4v/mp4/mov)、Motion JPEG(最大1,280×720ドット/30fps、avi)。



(2012年 2月 21日)

[AV Watch編集部 中林暁]