テレビ朝日、CS「アニマルプラネット」向けに番組制作

-地上波民放初。原発20km圏内に残された動物


 テレビ朝日は9日、同社制作のドキュメンタリー番組が、ディスカバリーネットワークス系列のCS放送「動物チャンネル/アニマルプラネット」で4月22日に放送されると発表した。アニマルプラネット向けに地上波民放局が番組を制作するのは初めてだという。

「のこされた動物たち ~半径20キロ圏内の命~」

(C)Yasusuke Ota

 放送されるのは、30分のドキュメンタリー番組「のこされた動物たち ~半径20キロ圏内の命~」。2011年11月11日のテレビ朝日「やじうまテレビ! 」で約9分間のミニ企画として放送されたもので、視聴者からの反響を受けて、新たに撮影された映像を加えて30分番組に再編集。4月22日(日)にアニマルプラネットで放送される。

 福島第一原発の20キロ圏内に取り残されたペットや家畜などの動物たちの姿を、震災直後から見守り続けているカメラマン・太田康介氏の目を通して描くドキュメンタリー。取り残された犬や猫などのペット、牛や豚などの家畜のその後の様子が生々しく綴られている。英語版も制作されており、アジアをはじめ、世界各国のアニマルプラネットでの放送が検討されているという。



(2012年 3月 9日)

[AV Watch編集部 中林暁]