アイ・オー、Mac用地デジチューナで放送転送対応

-m2TVを更新。iPadで地デジ視聴、録画モードも追加


m2TV(GV-M2TV)

 アイ・オー・データ機器は14日、Macintosh専用USB地デジチューナ「m2TV」(GV-M2TV)の最新ソフトウェア「Ver.1.10」を公開した。

 アップデートにより、iPad/iPhone/iPod touchへ放送中の地デジ番組を無線LAN配信できるようになる。また、iOS端末での持ち出しに適したモードや、長時間録画モードなど12種類の録画モードに対応した。

 Ver.1.10では、iPhone用アプリ「TVPlayer」及びiPad用アプリ「TVStream」への地デジストリーミングに対応。放送中の番組をMacと同じ無線LANに、DHCPクライアントとして接続したiPadなどへ配信して高画質の地デジを楽しめる。Macに録画した番組も配信可能。チャンネル変更や再生などの操作もアプリから行なえる。なお、複数台同時配信には非対応で、配信中はMacでの視聴/録画はできない。

 また、録画時のハードウェアトランスコードに対応。新しい録画モードとして、Mac用録画ファイルのほか、iPadやiPhone用にストリーミング用キャッシュデータを生成するモードなど12種類を備える。主な録画モードは「DRモード」(1,440×1,080ドット)、「DSモード」(1,440×1,080ドット、iPad用は960×540ドット)、「SPモード」(960×540ドット)など。

 その他のアップデート内容は以下のとおり。

・Android版「TVPlayer」のワンセグストリーミング対応(フルセグ非対応)
・m2TVライブラリのスマートグループの条件にジャンルを追加
・m2TVライブラリのスマートグループの動作改善
・チャンネルリストの書き出し/読み込み対応
・サムネイル生成処理の動作改善
・データ放送関連の処理を改善
・インストールと初期設定直後の音量が最小になる場合の問題を修正
・アンインストーラーの動作改善
・選局動作の改善

 「m2TV」は、MacにUSB 2.0で接続して、地デジを視聴/録画できるチューナ。ソニー製のシリコンチューナを採用しており、USBバスパワーで動作する。対応OSはMac OS X 10.6~10.7。Lionのマルチタッチ操作にも対応する。EPG/字幕/データ放送に対応し、録画番組をiPhone/Androidスマートフォンに無線LAN経由でダビングする機能も備える。


(2012年 3月 14日)

[AV Watch編集部 庄司亮一]