シャープ、スマホで操作/VGA動画撮影できるロボット掃除機

-外出先から部屋の写真確認も。「COCOROBO」


COCOROBO(ココロボ)

 シャープは、人工知能や音声認識、センサーなどを搭載したロボット家電を「COCOROBO(ココロボ)」というブランド名で展開する。第1弾として掃除機能とプラズマクラスター機能を搭載した掃除機「RX-V100」と「RX-V80」を6月上旬より発売。価格はオープンプライスで、店頭予想価格はRX-V100が13万円前後、RX-V80が9万円前後。カラーはV100がパールホワイト系、V80がシルバー系。

 いずれも人工知能「ココロエンジン」を搭載し、充電量や掃除の状況に応じた動作を行なう。上位モデルのRX-V100は、音声認識のボイスコミュニケーション機能による対話操作に対応する。


RX-V100RX-V80

 さらに、RX-V100はIEEE 802.11b/gの無線LANを搭載し、スマートフォンと連携。外出先からRX-V100のカメラ機能で撮影した部屋の画像を、スマートフォンで確認でき、ペットや部屋の状況を観察できるという。また、在宅時には内蔵カメラの映像をリアルタイムでスマートフォンで確認でき、映像を見ながらCOCOROBOの操作や撮影ができる「おうちでカメラ」を利用できる。カメラは130万画素で、動画解像度は640×480ドット。専用のアプリを提供予定で、対応スマートフォンはAndroid OS 2.3/4.0以降と、iOS 5以降のiPhone 4/4S、iPad 2、第3世代iPad、第4世代iPod touch。

 また、ユーザーの声を録音し、指定した時刻に再生する「伝言」機能や、定型文を指定した時刻に「COCOROBO」の音声で発声させる読み上げ機能なども用意される。RX-V100は日本語、英語、中国語に対応し、日本語については関西弁も選択可能。RX-V80は日本語のみ(関西弁も選択可能)。

 RX-V100のボイスコミュニケーションでは、ユーザーの呼びかけに反応して運転。「キレイにして」と呼びかけると、「ハイ」、「ワカッタ」などの返事をして動作。簡単な挨拶もできる。RX-V80は、V100から無線LANやボイスコミュニケーション、カメラ、LED、ライトなどを省略したモデルとなる。

 掃除機としては高速回転ターボファン(約14,000回/分)による独自の「強力粉じんシステム」と「高濃度プラズマクラスター7000」を搭載。本体ダストボックスにはHEPAクリーンフィルタを搭載し、0.3μm以上のほこりを99.9%以上キャッチするという。

 また、本体前方3カ所の超音波センサーで障害物を回避する「エコロケーションテクノロジ」を採用。赤外線方式では検知しにくい、透明ガラスや黒い家具もしっかり検知し、回避するという。運転中に充電残量が20%未満になると、自動で充電台に戻る。

 バッテリはリチウムイオンで、充電時間は約4時間。最長運転時間は約1時間。外形寸法は346×346×96mm(幅×奥行き×高さ)、重量は3.3kg。発表会の模様や詳細は家電Watchでレポートしている


型番RX-V100RX-V80
ココロエンジン
ボイス
コミュニケーション
-
対応言語日本語、英語、中国語日本語
無線LAN-
カメラ-
LEDライト-
充電時間約4時間
最長運転時間約1時間
外形寸法
(幅×奥行き×高さ)
346×346×96mm
重量3.3kg

(2012年 5月 8日)

[AV Watch編集部 臼田勤哉]