LG、1TB HDD/DTCP対応で実売7万円のBlu-rayレコーダ

-3波Wチューナ/USB HDD録画対応。500GBモデルも


1TB HDD内蔵の「BR629J」

 LG Electronics Japanは、LG初となるBlu-ray/DVDレコーダ2機種を6月下旬より発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は1TB HDD内蔵の「BR629J」が7万円前後、500GB HDD内蔵の「BR625J」が6万円前後。

 地上/BS/110度CSデジタルダブルチューナを備え、2番組同時録画や、最長12倍の長時間録画などが可能なBDレコーダ。なお、内蔵HDD容量以外の仕様は両機種ほぼ共通。長時間録画時のフォーマットはMPEG-4 AVC/H.264で、1TBの場合最長1,097時間録画できる(AEモード/約2Mbpsでの録画時)。

 別売のUSB HDDへも録画可能。1台のレコーダにつき最大8台のHDDを登録可能。HDDに名前も登録可能で、家族それぞれが自分用のHDDを持ったり、番組ジャンルごとに別のHDDを使うといったことができる。なお、USB HDDへの録画モードはDRのみ。また、HDD複数台の同時接続はできない。

 録画予約はEPGから選択して設定。映画やドラマ、スポーツ、バラエティなどジャンルを絞って番組検索する予約機能にも対応している。

 再生機能として、DVDなどの標準画質の映像をハイビジョン画質にアップコンバートする超解像技術を搭載。なお、この機能はハイビジョン画質には効果が無いという。

500GB HDDの「BR625J」

 Blu-rayはBDXL記録/再生に対応。Blu-ray 3D再生にも対応し、3D対応テレビと接続することで立体視が可能となっている。3D映像の奥行き調整も可能。AVCHDディスクも再生できる。

 DLNA/DTCP-IPサーバーにも対応。録画済みの番組を、LAN内にある対応テレビやパソコン、BDプレーヤーなどで再生できる。なお、2台以上のクライアント機器で同時に再生することはできない。

 USB端子を前面と背面に各1系統備え、背面端子はUSB HDD接続用。前面のUSB端子にデジタルカメラなどを接続することで、JPEG写真を表示したり、AVCHD動画をレコーダのHDDに取り込んで再生することもできる。別売SDカードやUSBメモリ内のJPEG静止画も表示できる。

背面

 HDMI出力を1系統備え、LG製テレビと連携できる「SIMPLINK」に対応。テレビのリモコンでもレコーダを操作できる。そのほかの出力端子はコンポジット映像と光デジタル音声、アナログ音声が各1系統。入力はコンポジット映像とアナログ音声が各1系統。

 電源ボタンを押してから約1秒という高速起動モードも用意。待機モードとして、通常待機のほかに「省エネ待機」も選択できる。普段、家にいない時間帯は省エネ待機にして、使用頻度が高い時間帯のみ高速起動モードにするという設定も可能で、高速起動モードの設定時間は3時間単位で最大2つまで登録できる。

 消費電力は両機種とも約28Wで、年間消費電力は1TBモデルが28.6kWh/年、500GBモデルが26.1kWh/年。待機時消費電力(省エネ待機時)は0.2W。外形寸法は約430×205×53mm(幅×奥行き×高さ)、重量は、1TBモデルが約2.9kg、500GBモデルが約2.4kg。HDMIケーブルやリモコンが付属する。



(2012年 5月 9日)

[AV Watch編集部 中林暁]