ライカ、フルHD動画対応のコンパクトデジタルカメラ
-20倍ズーム搭載の「V-LUX 40」。実売76,000円
ライカV-LUX 40 |
ライカカメラは、コンパクトデジタルカメラの新製品として、フルHD動画撮影も可能な「ライカV-LUX 40」を5月下旬に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は76,000円前後。
1/2.33型1,530万画素(有効1,410万画素)のCMOSセンサーと、光学20倍ズームレンズを搭載したコンパクトデジタルカメラ。動画は最大1,920×1,080ドットで記録可能で、フォーマットはAVCHDまたはMP4。内蔵マイクはステレオで、風音を低減するウインドカット機能も搭載する。
レンズは35mm換算で24~480mm相当の「ライカ DC バリオ・エルマー f3.3-6.4/4.3-86mm ASPH.」。構成は10群12枚で、高精度な非球面レンズ(6面3枚)を採用し、広角からマクロ、望遠まで様々なシーンに対応するという。光学式手ブレ補正を備え、静止画/動画で利用できる。0.1秒で作動するという高速AFも搭載。連写は最大記録画素数で秒10コマ、最速で秒60コマに対応。そのほか、ミニチュア風撮影や、パノラマ、レトロ効果なども利用できる。感度は最大ISO 3200。MPO形式の3D静止画撮影も行なえる。
記録メディアはSD/SDHC/SDXCカード。液晶モニタは3型/46万画素で、タッチパネル対応。HDMIミニ出力やUSB端子を備える。GPSも内蔵し、静止画のExifデータに地点情報を記録可能。付属のDVDに都市名や地域名が記録された地図データが収録されており、地図データをSDカードにコピーしてカメラに表示すれば、ナビとしても利用できるという。
バッテリは「BC-DC7-U」を使用し、静止画の撮影可能枚数は260枚。外形寸法は105×28×59mm(幅×奥行き×高さ)、バッテリやSDカードを含む重量は約210g。
なお、同社はV-LUX 40以外にも、新製品としてモノクロ専用のレンジファインダーデジタルカメラ「ライカMモノクローム」(店頭予想価格90万円前後)や、APS-CサイズのCMOSセンサーを内蔵したコンパクト機「ライカX2」(直営店の予定価格216,300円)を5月下旬に発売することも発表している。
(2012年 5月 11日)
[AV Watch編集部 中林暁]