フィリップス、特徴的なデザインのAirPlayスピーカー

-「Fidelio」上位モデル。DS9800Wは実売99,800円


 フィリップス エレクトロニクス ジャパンは、iPhoneスピーカー「Fidelio(フィデリオ)」シリーズの新モデルとしてAirPlay対応の「DS9800W」と「DS3880W」を5月下旬より発売する。いずれも小泉成器を通じて販売し、価格はオープンプライス。店頭予想価格は上位モデルのDS9800Wが99,800円前後、DS3880Wが39,800円前後。

 また、AirPlayには対応しないが、iPhoneやiPod用Dockを備えたスピーカー「DC291」も発売。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は17,800円前後。


■ DS9800W

DS9800W

 AppleのAirPlayに対応したiPhone/iPod/iPadスピーカーで、同社Fidelioシリーズの最上位モデルとなる。Dock/充電スタンド部分と、曲面を活かした特徴的なデザインのスピーカー部から構成され、無線LAN環境のAirPlayを経由してiPhoneやiTunes内の楽曲を再生できる。

 出力は50W×2ch。ウーファと、本体上部に設置されたツィータから構成され、独自のSoundSphereテクノロジーにより、クリアで自然なサウンドを実現。スピーカーの曲線が効果的な音響構造を生み出すという。エンクロージャには手彫の木材を採用。FullSoundテクノロジーにより、CDや圧縮音源を原音に忠実に再生できるとする。

 付属の充電スタンドで、iPhone/iPod/iPadなどの充電が可能。また、AUX入力も備えており、AirPlayだけでなく、通常のオーディオプレーヤーも接続できる。リモコンも付属。また、App Storeで提供しているiOS用「Fidelioアプリ」により、インターネットラジオやアラーム、天気予報など様々な機能が追加できるという。

 消費電力は22Wで待機時0.5W。電源ケーブルは1.8m。外形寸法は265×410mm(直径×高さ/1台)、重量は13kg(2台)。



■ DS3880W

DS3880W

 360度デザインの円形フォルムを採用したAirPlayスピーカー。セントラル バス サウンド パイプと4つのドライバユニットを内蔵し、全方位に広がりあるサウンドが楽しめる。また、バッテリを内蔵しており、AirPlay利用時に約3時間、アナログ接続時で約6時間の再生が可能。

 出力は4W×4chで、FullSoundテクノロジーにより、高音質化を図っている。ボディはABS樹脂製。カラーはグレー&シルバー。本体は付属の充電スタンドを用いて、充電する。充電時間は約4時間。また、本体とUSB接続することで、iPhone/iPod/iPadの充電も可能となる。

 外形寸法は198×100×215mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約1.3kg。Fidelioアプリにより、ネットラジオなどの機能追加も可能。



■ DC291

DC291

 iPhone/iPod/iPadに対応したDockスピーカーで、AirPlayには対応しない。Dock接続したiPhoneなどの音楽再生が可能で、出力は5W×2ch。ネオジウムドライバユニットを装備し、クリアな再生が可能という。イコライザも搭載する。

 iPhone/iPod/iPad接続時時に、デバイス側から時刻情報を取得し、DC291の時計と同期するため、時刻設定が不要。アラーム機能も装備している。消費電力は7.5W(待機時2W)。外形寸法は263×165×114mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約1.3kg。リモコンが付属する。なお、単3乾電池×2本を内蔵できるが、これは時刻やアラームの設定バックアップ用で、電池での本体動作は不可能。



(2012年 5月 15日)

[AV Watch編集部 臼田勤哉]