三菱、おすすめ予約やUSB HDD録画対応のBDレコーダ
-1TB搭載「DVR-BZ360」。「くるっとリモコン」付属
DVR-BZ360 |
三菱電機は、BDレコーダ「REAL ブルーレイ」の新モデルとして、Blu-ray 3Dの再生に対応し、レコーダ操作用とテレビ操作用として両面使用できる「くるっとリモコン」を付属した「DVR-BZ360」を6月21日に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は9万円前後。
4月から発売している「DVR-BZ260」の上位モデルで、内蔵HDDを1TBにしたモデル(BZ260は500GB)。地上/BS/110度CSデジタルチューナを各2基搭載。2番組の同時録画が可能。BDドライブはBD-R XL 4層、BD-RE XL 3層の書き込みにも対応。Blu-ray 3Dの再生や、録画したメディアから内蔵HDDへのムーブバックにも対応する。
「おすすめ予約」機能を搭載しており、過去の録画や再生履歴から、レコーダがオススメ番組を一覧表示してくれる。リモコンに専用ボタンも用意し、素早く予約録画ができるという。
ユーザーの好みに合わせた番組をレコーダが自動予約録画する「おすすめ自動録画」機能も用意。連続ドラマや応援しているスポーツチームの試合などを自動的に録画する「安心型」と、おすすめ番組をレコーダが探し出して予約する「発掘型」モードが用意されている。また、フリーワード検索からの録画予約も可能。
外付けHDDへの録画に対応。接続できるのは1台のみだが、最大8台までのUSB HDDが登録でき、内蔵HDDの残り容量が少なくなると、録画された番組を外付けHDDに自動的にムーブする機能も用意。BD/DVDへの書き出し用には、「残す」ボタンを押し、簡単な操作でダビングができる。
DRモードでの録画に加え、最長約12倍のMPEG-4 AVC/H.264での録画も可能。AVCRECにも対応している。HDD内で録画モードをDRからAVCのAF/AN/AEモードに変換する機能も備えている。また、スカパー! HD対応チューナとLAN接続し、録画を行なう「スカパー! HD録画」にも対応する。
録画した番組は自動でジャンル別に表示。HDD録画した番組の再生時には、1.3倍の音声付き早見再生や、音声の盛り上がり度合いを解析し、見どころのみを再生できる「見どころ再生」機能が利用可能。見どころ部分だけをディスクに書き出す事もできる。自動チャプタ付与機能も用意する。
アシスト機能として、操作を音声でガイドしてくれる「音声ガイド」機能を装備。基本操作の「録る」、「見る」、「残す」がわかりやすく操作できる「らく楽モード」も用意している。
付属の「くるっとリモコン」 |
Blu-ray 3Dの再生にも対応。同社の録画対応テレビ「MDR1シリーズ」などで搭載している「奥行きアジャスター」機能を搭載、3D映像の奥行き感や飛び出し感を調整できる。3D信号はテレビ放送などのサイドバイサイド、Blu-ray 3Dソフトのフレームパッキングの両方に対応し、フレームパッキングの映像をサイドバイサイドで出力する事ができるほか、同社レーザーテレビ「LASERVUE 75-LT1」で3D表示するためのチェッカーボード方式(オリジナル解像度を2分の1に間引いて左眼用映像と右眼用映像を1フレーム内に格子状に配置)の出力にも対応する。
DVDなどのSD映像を、精細感を高めて1080pにアップスケーリング再生する解像技術「DIAMOND HD Basic」も搭載する。
ネットワーク機能はDLNAサーバー機能に対応。DLNAクライアント機能を持つ、対応テレビなどに録画番組を配信する事ができる。さらに、アクトビラ、アクトビラ ビデオ・フル、TSUTAYA TVにも対応する。
SDメモリーカードスロットとUSB端子も備え、静止画やAVCHD方式で記録されたビデオカメラの映像取り込みも可能。i.LINK(TS入力)も備えている。
出力はHDMI(1080/24p対応、Deep Color対応)、コンポジット、アナログ音声、光デジタル音声を各1系統装備。他には、Ethernet、i.LINK(TS入力)も各1系統備える。入力端子はコンポジット、アナログ音声各1系統。
1秒以内で起動できる「瞬間電源オン」機能を装備。同モード使用時は待機時消費電力が18Wに増加するが(通常時は0.2W ※表示部消灯時)、ユーザーが好みの設定をしたり、レコーダ自身が学習する事で、待機時間内でテレビの電源が入っている時だけ(TVとHDMI接続時のみ)、瞬間電源ONの起動待機になる機能も搭載。消費電力の無駄を抑えるという。
消費電力は27W、待機時消費電力は表示部点灯時が0.9W、表示部消灯時が0.2W。年間消費電力量は31.9kWh/年。重量は3.1kg。外形寸法は431×204×52mm(幅×奥行き×高さ)。
(2012年 5月 21日)
[AV Watch編集部 山崎健太郎]