三菱電機、Bluetooth/BD/HDD搭載の液晶TV「MDR3」
-46型/40型。10連マルチスピーカー。スマホ操作も
「MDR3シリーズ」の46型「LCD-46MDR3」 |
三菱電機は、液晶テレビ「REAL」の新モデルとして、BD/HDDレコーダを搭載し、Bluetoothレシーバ機能も備えた「MDR3シリーズ」を6月21日に発売する。価格はオープンプライス。店頭予想価格は、46型の「LCD-46MDR3」が27万円前後、40型「LCD-40MDR3」が23万円前後。
MDR2の上位シリーズで、地上/BS/110度CSデジタルチューナを3基搭載。外付けHDDも利用できるほか、サウンド面ではBluetoothに対応したのが特徴となる。
3波チューナ3基搭載しており、2番組の同時録画が可能。2機種とも1TBのHDDを内蔵する。MPEG-4 AVC/H264での長時間録画もでき、2番組同時に長時間録画も可能。さらに、Blu-rayドライブも搭載。HDDに保存した番組を、BD/DVDにダビングしたり、BDに直接録画もできる。BDドライブはBDXLに対応し、BDからHDDに書き戻すムーブバックもサポートする。
外付けUSB HDDも最大8台まで登録可能。内蔵HDDの残量が少なくなると、録画番組を外付けHDDに自動的にムーブする機能も備えている。スカパー! HD録画にも対応。録画番組の再生時には、盛り上がったシーンだけを自動再生する「見どころ再生(スポーツ/音楽)」などが利用できる。
40型「LCD-40MDR3」 | 46型「LCD-46MDR3」 | 40型「LCD-40MDR3」 |
■画質面
パネルの解像度は両モデル1,920×1,080ドット。高画質回路として、「DIAMOND 3D Engine PRO」を搭載。バックライトはLED。表面に光沢コートを施しており、パネル内部からの光の拡散を低減している。
フレームシーケンシャル方式の3D表示にも対応。別売の専用メガネ「EY-3DGLLC2」や「EY-3DGLLC1」が利用でき、フレームパッキングだけでなく、サイドバイサイド、トップアンドボトムにも対応。3D映像の立体感を調整するための「奥行きアジャスター」も備えている。さらに、2D映像を擬似的に3Dへ変換する事もできる。
超解像技術の「DIAMOND HD」も採用。低解像度の映像をフルHD表示する際に使われ、フォーカス感、ディテール感をリアルに再現。DVDも鮮やかに表示できるという。他にも、パネルのカラーマネージメントを、R・G・Bとその中間色Y・M・C、さらにその中間色を加えた合計12色で独立コントロールできる「ナチュラルカラーマトリックス」も備えている。
■音声面
ユニークな機能として、Bluetoothに対応。対応するスマートフォンなどと無線接続し、プレーヤー内の音楽を、テレビのスピーカーから再生できる。プロファイルはA2DP。接続確認機種はiPad、iPod touch、iPhone。AndroidスマートフォンやウォークマンのBluetooth搭載機種などでも動作を確認しているという。音楽を流すだけでなく、テレビのSDカードスロットに静止画を保存したSDカードを挿入する事で、写真を表示しながらBluetoothの音を楽しむ事も可能。
入力系統の1つとして、Bluetoothが選択可能。テレビをBluetoothスピーカーとして使用できる | 機能の紹介パネル |
スピーカーはサイドスピーカーとして左右各2個、センタースピーカー2個、ウーファを左右各2個搭載した「10連マルチスピーカー」で、同社では「シアターラックに匹敵する」としている。最大出力は合計50W。
また、振動板にはカーボンナノチューブと数種類の樹脂を最適配合する事で、チタンに匹敵する高速伝搬性と紙並みの適度な内部損失を両立したというNCV(Nano Carbonized high Velocity)振動板を採用。
内蔵スピーカーを使い、サラウンド再生も可能。DTS、ドルビーデジタル5.1ch、AACのデコードに対応している。また、2chで放送されている番組をサラウンド変換して再生する「DIATONEサラウンド2.0」も用意。 音源の奥行きをコントオールする機能も利用できる。
■ネットワークとその他の特徴
DLNAサーバー機能も備え、本体のHDDに保存した番組を、対応クライアントから、ネットワーク経由で再生する事が可能。
動画配信サービスでは、テレビだけでなく、携帯端末でも動画コンテンツを楽しめる「GIGA.TV」のほか、アクトビラやTSUTAYA TV、テレビ版Yahoo! JAPANに対応する。
リモコンは大きい文字やボタンを採用した「グット楽リモコン」で、「予約」、「見る」、「残す」の3つのボタンを特に大きく配置。
iPhone/iPod touch/iPadからテレビを操作するためのアプリも6月上旬に提供予定。テレビと無線LAN接続し、スマホから各種操作ができる。
SDメモリーカードスロットも備え、AVCHDカメラなどで撮影した動画を、内蔵HDDに取り込み、再生できる。
ユーザー補助機能として、オートターンや、テレビが音声で操作をアシストする「しゃべるテレビ」、人の声を自動で聴きやすくする「おすすめ音量」や「声はっきり」、「おすすめ自動録画」なども搭載。人感センサーによる自動電源OFFや、無操作電源OFF、「ハードディスク節電」などの節電機能を組み合わせた「節電アシスト」も備えている。
モデル名 | LCD-46MDR3 | LCD-40MDR3 |
サイズ | 46型 | 40型 |
パネル解像度 | 1,920×1,080ドット | |
チューナ | 地上/BS/110度CSデジタル×3 | |
HDMI入力 | 2 (HDMI 1のみARC対応) | |
入力端子 | コンポジット×2 (ビデオ2入力のみ録画対応) 光デジタル音声×1 | |
出力端子と その他端子 | アナログ音声×1 ヘッドフォン×1 Ethernet×1 HDD接続用USB×1 | |
スピーカー | 合計10個 | |
音声出力 | 10W×2+10W×1+10W×2 | |
消費電力 | 155W | 140W |
待機時消費電力 | 0.1W | |
年間消費電力量 | 125kWh/年 | 115kWh/年 |
外形寸法 (幅×奥行き×高さ) (スタンド含む) | 108.1×35.3×74.9cm | 94.7×35.3×67.4cm |
重量 (スタンド含む) | 25.3kg | 21.8lg |
(2012年 5月 30日)
[AV Watch編集部 山崎健太郎]