パナソニック、DIGA番組転送+堅牢仕様の4型Android端末

-防水/耐衝撃/長時間動作。山登りやワンセグも


UN-MT300

 パナソニックは、4型液晶とAndroid 2.3を搭載したポータブルメディアプレーヤー「UN-MT300」を7月25日に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は4万3,000円前後。カラーはブルー(A)。

 4型/800×480ドットのタッチパネル液晶を備え、ワンセグやFMラジオを楽しめるほか、同社レコーダのDIGAから無線LAN経由で番組を再生することも可能なプレーヤー。本体は1.2m耐衝撃、IPX6/7相当の防水で、同社は山登りなどアウトドアで使うアクティブなユーザーをターゲットとして想定。登山向け機能を最大12時間使用できるという長時間バッテリも特徴としている。Google PlayからAndroidアプリをダウンロードして追加することも可能。内蔵フラッシュメモリは8GB(ユーザー領域は約2.7GB)で、microSD/SDHCカードスロット(最大32GB)も備える。

 動画関連の機能では、DLNA/DTCP-IP連携の「お部屋ジャンプリンク」機能を備えたDIGAと無線LAN接続することで、録画済み、または放送中の番組をDIGAから転送して再生可能。録画済み番組の持ち出しも行なえる。

 ワンセグチューナも内蔵し、視聴や録画が可能。EPGまたは日時指定の予約録画も行なえる。FMチューナも内蔵し、オート/マニュアルでチューニング可能。周波数は2つまでプリセットできる。

 パソコンから転送した動画や音楽、写真の再生も可能。動画はMPEG-4 AVC/H.264(High Profile level3.1)、MPEG-4(Simple Profile level6)、WMVに対応し、SD Video形式にも対応。1,280×720ドット/6Mbpsまでサポートする。音楽はAAC/AAC+、enhanced AAC+、MP3、WMAに対応(DRM付きファイル非対応)。静止画はJPEG。

ワンセグも視聴可能縦画面時

 外出先で使える機能として、ゴルフ場でコースの測位などができる専用アプリ「Sky Shot 2 Single!」や、スイングをチェックできる「スイングチェッカーplus」を用意。山登りの計画からガイド、記録も残せる「山歩きパートナー」も利用できる。

 また、昭文社の「MAPPLEデジタル地図データ」(1/25,000スケール、20m等高線)や、ランドマーク情報なども収録し、画面上で地図を閲覧可能。同社サイトのPanaSenseで「山歩きガイドデータ」も販売しており、登山コース&参考コースタイムや、展望箇所やおすすめの登山時期などの情報を地図上に追加することもできる。

 前面と背面にカメラも内蔵。背面カメラは約200万画素、前面は約30万画素。動画は最大640×480ドット/30fpsで記録できる。静止画は背面カメラが最大1,600×1,200ドット、前面が最大640×480ドット。

 出力280mWのスピーカーと、ステレオミニのイヤフォン出力を装備。内蔵バッテリでの連続使用時間は、ビデオプレーヤーが約4時間30分~8時間(明るさ最大~最小)、お部屋ジャンプリンクやワンセグ視聴/録画がそれぞれ約3時間30分~約6時間(同)、山歩きパートナーが約12時間、音楽再生が約38時間、FMラジオが約30時間。外形寸法は68×138×17.3mm(縦×横×厚さ)、重量は約168g。



(2012年 5月 31日)

[AV Watch編集部 中林暁]