東芝、21:9の液晶を搭載したUltrabook「R542」

-シネスコ映画を画面いっぱいに表示。14.4型


シネマスコープ・アスペクト比の「dynabook R542」

 東芝は、薄型ノートPC・Ultrabookの新モデルとして、シネマスコープ(シネスコ)・アスペクト比21:9(1,792×768ドット)の、14.4型液晶ディスプレイを採用した「dynabook R542」(R542/16FS)を7月下旬に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は14万円前後。

 21:9の液晶ディスプレイを採用した事で、ネット配信されたシネスコサイズの映画などを、画面いっぱいに表示可能。サイズは14.4型で、解像度は1,792×768ドット。16:9の液晶よりも約1.3倍横の表示領域が広いため、Webブラウザを使いながら、横で文章を書くなどの作業がしやすいという。また、独自のユーティリティ「TOSHIBA Split Utility」が付属。よく使用する画面レイアウト登録でき、簡単な操作で最適な配置にできるという。

 サウンド面では、harman/kardonステレオスピーカーを搭載。SRS Premium Sound 3Dも搭載している。なお、地上デジタルチューナや、Blu-rayなどの光学ドライブは搭載していない。


背面右側面左側面

 オリジナルのAV機器連携ソフト「RZスイートexpress」に対応。このソフトには、東芝の対応テレビやBDレコーダで録画した番組をPCで視聴できる「RZプレーヤー express」、放送中の番組をPCで観る「RZライブ express」、テレビ/レコーダの録画番組をPCで外出先に持ち出して視聴できる「RZポーター express」の各機能が含まれており、製品サイトの「dynabook.com」からダウンロードして使用できる。

 また、レグザタブレットやスマートフォンなどのAndroid端末と写真/音楽/映像などのコンテンツを共有できるソフト「メディアシンク(Media Sync)」も搭載。自動でフォーマット変換を行なうため、互換性やフォーマットを意識せずに機器間でデータをコピー/移動できるという。

 CPUはCore i5-3317U(1.70GHz)。メモリは4GB。HDDは500GBで、32GB SSDも内蔵。OSやアプリなど使用頻度の高いソフトウェアを専用のSSDに格納することで起動時間を短縮。さらに、次にPCを立ち上げる時に、起動時に行なうBIOS処理とプログラムの読み込みが最適化され、起動時間が短縮される「東芝高速スタート」も利用できる。

 OSはWindows 7 Home Premium 64bit。無線LAN内蔵。Bluetooth 4.0対応。Ethernet端子やHDMI出力も備えている。バッテリの駆動時間は約8時間。有効約130万画素のWebカメラを搭載。外形寸法は368.5×200×20.8mm(幅×奥行き×高さ)。重量は約1.69kg。


(2012年 6月 11日)

[AV Watch編集部 山崎健太郎]