液晶テレビ出荷台数が前年比で1/4に縮小。JEITA発表
-カーAVC全体は6カ月連続のプラスに
民生機器国内出荷実績推移(金額) 出典:電子情報技術産業協会電子統計委員会 |
電子情報技術産業協会(JEITA)は25日、2012年5月における民生用電子機器の国内出荷実績を発表した。民生機器の出荷金額は前年同月比53.8%の1,162億円で、10カ月連続のマイナスだった。
映像機器の5月国内出荷金額は、前年同月比33.7%の586億円で10カ月連続マイナス、音声関連機器は同75.6%の83億円で17カ月連続のマイナス。カーAVC機器は同158.8%の493億円で、6カ月連続のプラスとなった。
5月の薄型テレビの出荷台数は、前年同月比25.4%の40万9,000台。このうち3D対応は8万2,000台(同73.3%)、インターネット動画対応は21万3,000台(同21.5%)だった。サイズ別では、29型以下が同18.9%の11万6,000台、30~36型が同25.5%の15万3,000台、37型以上が同35.4%の14万台で、構成比は順に28.3%、37.5%、34.2%だった。
BDレコーダ/プレーヤーの出荷台数は、前年同月比46.5%の23万8,000台。内訳は、BDレコーダが同42.3%の20万2,000台で6カ月連続のマイナス。BDプレーヤーが同107.4%の3万6,000台。3D対応は19万2,000台(同54.9%)で、BDレコーダ/プレーヤーの80.7%を占める。DVDビデオは同43.0%の6万4,000台。
ビデオカメラは前年同月比92.7%の9万8,000台で、単月出荷台数が10万台を割り込み3カ月ぶりのマイナスに転じた。ステレオセットは同86.8%の4万台。スピーカーシステムは同67.8%の2万6,000台。ラジオ受信機は前年比49.0%の14万4,000台で、2カ月連続のマイナスだった。
カーナビは前年同月比184.9%の43万台で、8カ月連続のプラス。カーカラーテレビ、カーDVDなどとあわせたカーAVC機器全体でもプラスとなった。主な要因としてJEITAでは先月に引き続き、東日本大震災による落ち込みの反動増などを挙げている。
(2012年 6月 25日)
[AV Watch編集部 庄司亮一]