パイオニア、最小/最軽量ポータブルBDXLドライブの新色

-DiXiMソフトを省いて実売15,000円に低価格化


ワインレッド(トレイオープン時)

 パイオニアは、既発売のポータブルBlu-ray Discドライブ「BDR-XD04J」を低価格化したカラーバリエーションモデルを7月中旬より発売。パールホワイト(W)とワインレッド(R)、ブラック(BK)の3製品をラインナップする。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は15,000円前後。販売はエスティトレード。

 1月より発売した「BDR-XD04J」(実売18,000円前後)は、BDXL対応の記録型ポータブルBDドライブとして世界最小・最軽量を実現した製品。今回の新モデルは、記録速度などの仕様は共通だが、筐体の細部の見直しや、バンドルソフトからDiXiMの「BD Burner 2011 for pioneer」を省いたことで低価格化。ネットブックやUltrabookなどの市場拡大に伴い、低価格なモデルやカラーバリエーションへの要望が寄せられていたことから、“入門モデル”として発売するという。なお、BDR-XD04Jも高機能モデルとして併売される。

 BD-R XLの3層(TL)100GB、4層(QL)128GBや、BD-RE XLの3層(TL)100GBへの記録と再生に対応。外形寸法は133×133×14.8mm(幅×奥行き×高さ)。重量は240g。

 最大記録速度はBD-R/R DLが6倍速(LTHは4倍速)、BD-R XL TL/QLが4倍速、BD-RE/RE DL 2倍速、BD-RE XL TL 2倍速、DVD±R 8倍速、DVD±R DL 6倍速、DVD-RW 6倍速、DVD+RW 8倍速、DVD-RAM 5倍速、CD-R 24倍速、CD-RW 24倍速。

 記録品質を向上させるさまざまな独自技術を搭載。オーディオCDの再生エラー発生時に、独自のアルゴリズムで再度読み取りを行なう「PURE READ2+(原音再生)」や、ディスクの回転速度を制御して動作音を抑える「オート静音ファームウェア」も備えている。

 USBバスパワーで動作するほか、別売のACアダプタ「DCA-001」も使用可能。Windowsが起動しない場合、リカバリーCDを読み込み、PCを起動させる「USBブート」にも対応している。そのほか、電源を切った状態でもディスクを取り出せるエマージェンシーイジェクトレバーも装備する。

 バンドルソフトは、BD/DVD再生の「PowerDVD 10」や、オーサリングソフトの「PowerDirector 8」、オーサリング/ビデオ編集ソフト「PowerProducer 5」、BD/DVD/データCD/音楽CD作成ソフト「Power2Go 7 for PURE READ」、ライティングソフト「InstantBurn 5」、バックアップソフト「PowerBackup 2」、画像・映像の整理やスライドショー作成、動画変換が可能な「Medi@Show 5」など。対応OSはWindows XP/Vista/7。

パールホワイトワインレッドブラック


(2012年 7月 4日)

[AV Watch編集部 中林暁]