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エヴァンゲリオン30周年フェスにキャスト/監督陣集結。庵野監督「僕自身は感無量です」

『EVANGELION:30+; 30th ANNIVERSARY OF EVANGELION』Final Program
(C)カラー

「エヴァンゲリオン」シリーズ初となる30周年フェスイベント「EVANGELION:30+;30th ANNIVERSARY OF EVANGELION」が、2月23日についにフィナーレを迎え、キャスト陣と監督陣が集結したFinal Programのレポートが到着した。

同イベントには、3日間で延べ約3万人の来場客が訪れ、初日の幕開けから最終日のフィナーレまで、会場は終始ファンの熱気と歓喜に包まれる熱狂のイベントとなった。

Final Programでは、緒方恵美(碇シンジ役)、林原めぐみ(綾波レイ役)、宮村優子(アスカ・ラングレー役)、三石琴乃(葛城ミサト役)、山口由里子(赤木リツコ役)、長沢美樹(伊吹マヤ役)、岩男潤子(洞木ヒカリ/鈴原ヒカリ役)、岩永哲哉(相田ケンスケ役)、優希比呂(日向マコト役)らボイスキャスト、そして高橋洋子、庵野秀明、鶴巻和哉、前田真宏らがステージに勢ぞろいとなった。

最後のコメントを求められた前田監督は「ただ一言。皆さま、お楽しみいただけましたでしょうか?」と会場に呼びかけると、万雷の拍手が。その様子に笑顔を見せた前田監督は「良かったです。スタッフ一同、大変な思いをして準備してきたので、楽しんでいただけたのなら、みんな喜ぶはずです」と付け加える。

鶴巻監督も「3日間ありがとうございました。30周年を信じられないような気持ちで迎えたわけですけれど、まさかこんなにたくさんの方々が3日間にわたって来てくれるとは信じられなくて。本当にやっていて良かった、嬉しい気持ちでいっぱいです。ありがとうございました!」と会場に呼びかけた。

さらに高橋も、「この3日間のイベントを作るまで、たくさんの人が本当に頑張ってくれています。ひとえに皆さんに喜んでほしい、その一心だったと思います。この場にこうして立たせていただけでも、私にとって新たな人生の宝になりました。本当に 3 日間、素晴らしい時間をありがとうございました」と感激した様子を見せた。

続いてキャスト陣からもあいさつが。まずは優希が「感無量で言葉がないんですけど……これだけは言いたいです。『エヴァ』大好きな皆さまが大好きです!」と、あふれる思いに言葉を詰まらせながらも呼びかけると、会場からは大きな拍手が。

さらに長沢が、「大好きな先輩方がすべてを背負っていてくださって、その背中を見ていたから、どんなに辛いエピソードのアフレコも楽しめました。それって伊吹マヤとまったく一緒だなと。この世界でマヤなりに頑張ってこれたのは、この先輩方がいてくださったおかげなんだと改めて実感しました。これからもそれを胸に刻んで、伊吹マヤと一緒に人生を歩んでいきたいなと心から思います!」と笑顔をのぞかせた。

さらに岩男も感極まった様子で、「終わってしまうのは本当に寂しいんですけれど、“さよならは、また会うためのおまじない”ですよね。また皆さんとお会いできること楽しみに、これからも頑張っていきたいと思います。皆さんも本当にお元気でいてください」とメッセージ。

岩永も「碇(シンジ)とゲンドウさんとの親子喧嘩でニアサードインパクトが起こり、本当に我々は大変な思いをしました。そこから命からがら生き残ったんですが、あったから我々も成長して、いい大人になれたのかなと思います」としみじみとコメント。

続いて山口も、「この3日間で、この30年分をほとんど思い出させていただいて、改めてなんて自分は幸せなんだろうと。エヴァに出会えて本当に感謝でいっぱいです。そして皆さまも、人生の30年間、エヴァと一緒に過ごしてくださって、本当にありがとうございました。私たちも、皆さまと一緒にこれからももっともっとエヴァで生きていきたいと思います!」と熱い想いを語った。

そして三石が、「この3日間が最高で、3日間以上の幸せをいっぱいもらったなという気持ちでいっぱいです。30年間、キャストやスタッフの皆さん、そして『エヴァンゲリオン』を愛してくれた皆さん、ありがとうございます。葛城ミサトはいつも私の心の中でずっと生き続けていますし、きっと皆さんの心の中にも作品が生き続けていると思います。これからもよろしくお願いします!」と語る。

宮村も「本当に3日間、すごく楽しかったです。すごく幸せな気持ちになったんで、この幸せな気持ちが皆さんもずっと続きますように、毎日お布団でお祈りしておきますので。スタッフとキャストとお客さん皆さま、全員に幸あれ!」と呼びかけた。

そんな中、林原が「終わりたくないね……」と会場に語りかけると、大きな拍手が。林原は言葉をかみしめるように「でも、一言にします。“ありがとう。すべてのエヴァンゲリオンファン”。ありがとうございました。」と、募る想いをコメントした。

そしてキャストを代表して緒方からは、「今回みんなで一緒にステージをやって、本当にこの人たちは戦友なんだなと改めて思いました。それは俳優陣だけではなくて、クリエイターやスタッフの皆さんもそう。30年前は皆尖っている部分もあったし、尖ってなければいられなかった時期でもあった。それがいろんなキャラクターに投影された部分もありました」と、せつせつとコメント。

さらに緒方は、「みんな大人として年齢は重ねましたけど、変わらない部分も持っていて。今でもみんながライブ感を持って、いろんな作品に取り組んでいる。それってすごいことだと思うんです。30年たっても前を向いて、それぞれが持ち分を持ったまま、さらに前に行こうとしている。そういう人たちが集まったから、こういう作品ができたんだなと思いますし、もちろんその筆頭は庵野さんです」と力説し、会場からは大きな拍手が。

さらに緒方は、「『エヴァンゲリオン』という作品で、これから先も何らかの形で、また皆さんにこうやってお目にかかり、その時に『よ、元気か? ちゃんと生きてて、良かったね』ってまた笑って、お話ができて、この作品のことを振り返る。そんな機会が巡ってきたらいいなと思います。頑張って生きてまいりましょう!」と会場に呼びかけた。

そして最後は、庵野監督が締めくくることに。庵野監督は、「34年ぐらい前に始めた TV シリーズのアニメーションが、30年たったら落語や歌舞伎になって、当時は全然思いもしなかったようなことになっていって、僕自身は感無量です。本当に幸せな作品になったんだな、そもそも幸せな作品だったんだなと実感しています」としみじみコメント。

さらにスタッフ、キャスト、ファンに向けてあらためて感謝の思いを述べると、「今回、何度も鶴巻をいじってきましたが、実際はすごく感謝してるんですよ。『ふしぎの海のナディア』の時から一緒に作品作りを付き合ってくれて。その才能を『エヴァンゲリオン』という作品に尽くしてくれて、本当に感謝しています」と一言一言噛みしめながらコメント。

そして「スタッフにもキャストにも今はもう感謝しかなく、ファンにも感謝しかないんですけども。一番最後に感謝したいのは、20年以上僕を支えてくれてる妻にです。ありがとうございました。」と語りかけると、会場からは割れんばかりの拍手が鳴り響き、多幸感に満ちた3日間の祭典を華やかに締めくくった。