タイムロード、DSD対応のChord製USB DAC「QBD76HDSD」

-DSD over PCM利用。QBD76HDの有償アップグレードも


QBD76HDSD

 タイムロードは、英Chord ElectronicsのUSB DAC「QBD76HD」を、DSD over PCM(DoP)対応に強化したモデル「QBD76HDSD」を、8月11日より発売する。価格は77万7,000円。

 カラーはシルバーサテンとブラックサテンの2種類。なお、リング部の仕上げを「ブリリアントリング」に変更した場合は78万7,500円となる。

 DoPに対応し、DSDのダイレクト再生が可能になったことが特徴。レンズ周りのリング部に「HDSD」の文字が刻まれる。それ以外の仕様は従来のQBD76HDと同じで、24bit/192kHzまでのUSB入力に対応。Chord独自開発のデジタル・プロセッシング・アルゴリズムを採用し、USB入力にも適用される自動アップサンプリング機能を備えている。

 入力はAES/EBU(XLRバランス)×2と、BNCの同軸デジタル×2、光デジタル×2、USB Bタイプ、USBハイサンプリングデータ専用ポートを用意。出力はバランス(XLR)とアンバランス(RCA)を各1系統備え、どちらかを選択する。外形寸法は332×142×63mm(幅×奥行き×高さ)。

 QBD76HDSDの発売に合わせ、従来モデル「QBD76HD」(71万4,000円/生産終了)や「QBD76」(65万1,000円/併売)を有償でQBD76HDSDと同等にアップグレードするサービスも開始。7月25日より申し込みを受け付けており、料金はQBD76HDからの場合は7万3,500円、QBD76からは14万7,000円となる。

 アップグレードは正規輸入品のみが対象で、申し込みにはシリアル番号が必須となる。また、QBD76からアップグレードした場合は、Bluetooth機能が利用できなくなる。



(2012年 7月 25日)

[AV Watch編集部 中林暁]