オンキヨー、ネットワークをバイパスできるスピーカー
-TX-NR818などデジタルネットワーク付きAVアンプと連携
3ウェイ4スピーカーのフロア型「D-509E(B)」 |
オンキヨーは、単体利用とシアタースピーカーのどちらにも対応できる新製品として、スピーカー「D-509」シリーズ3機種を発表した。発売は全機種9月下旬。いずれも1台ずつの発売で、価格は、3ウェイ4スピーカーのフロア型「D-509E(B)」が84,000円。2ウェイブックシェルフ「D-509M(B)」が24,150円、センタースピーカー「D-509C(B)」が30,450円。
■D-509E(B)
ネットワークバイパス機能の概念図 |
フロア型の「D-509E(B)」は、ダブルウーファを採用した3ウェイ4スピーカータイプ。通常のスピーカーと同様にネットワークも備えているが、背面の専用スイッチを切り替えることで、ネットワーク回路を一部バイパス。具体的には「ツイータ+ミッドレンジ」と、「2基のウーファ」を個別にドライブできるようになる。
デジタル・プロセッシング・クロスオーバー・ネットワーク機能を備えた、オンキヨーのAVアンプ「TX-NR818/NR1010/NR5010」や、チャンネルデバイダを用いたマルチアンプシステムと組み合わせる時の機能となり、ネットワークを経由した再生との、音質の違いを楽しむ事ができる。なお、切替機能を備えているのは「D-509E(B)」のみで、「D-509M(B)」と「D-509C(B)」は非対応。
「D-509E(B)」のユニットは、ツイータ×1、ミッドレンジ×1、ウーファ×2の構成。ツイータは3cm径のリングタイプ。ミッドレンジには13cm径のN-OMFコーンを使っている。ウーファは13cm径のA-OMFモノコックコーン。
エンクロージャはバスレフ。インピーダンスは4Ω。最大入力は150W。周波数特性は40Hz~100kHz。クロスオーバー周波数はINTERNAL CROSSOVER時で450kHz、2.8kHz。EXTERNAL CROSSOVER時で2.8kHz。外形寸法は275×370×991mm(幅×奥行き×高さ)、重量は16.4kg。
■D-509M(B)
2ウェイ2スピーカーのブックシェルフ「D-509M(B)」 |
2ウェイ2スピーカーのブックシェルフ。ユニットは3cm径のリング型ツイータと、13cm径のN-OMFコーンウーファを採用。ウーファには周波数特性の乱れを抑制する砲弾型イコライザを備えている。
インピーダンスは4Ω。再生周波特性は60Hz~100kHz。クロスオーバー周波数は2.8kHz。最大入力は120W。スピーカーターミナルは真鍮削り出しで金メッキ仕上げ。ネジ式で、極太ケーブルも接続できるという。
外形寸法は164×187×280mm(幅×奥行き×高さ)で、3.5kg。
■D-509C(B)
2ウェイ3スピーカーのセンター用「D-509C(B)」 |
2ウェイ3スピーカーのセンター用で、バーチカルツインタイプ。テレビやスクリーンの下に設置する場合に、角度を調整するためのスパイクを同梱する。
ユニットは3cm径のリング型ツイータと、13cm径のN-OMFコーンウーファを採用。ウーファには砲弾型イコライザを搭載する。スピーカーターミナルは真鍮削り出しの金メッキ仕上げでネジ式。
インピーダンスは4Ω。最大入力は150W。再生周波数特性は65Hz~100kHz。クロスオーバー周波数は2.9kHz。外形寸法は500×176×164mm(幅×奥行き×高さ)、重量は5.9kg。
(2012年 8月 29日)
[AV Watch編集部 山崎健太郎]