イーフロンティア、TV設置用の無線LAN搭載Skypeカメラ
-Android 2.2搭載。TVとHDMI接続して720pビデオ通話
telyHD |
イーフロンティアは、テレビにHDMI接続してSkypeが利用できるテレビ電話システム「telyHD」(テリーエイチディー)を8月31日に発売する。価格は34,800円。
720p(1,280×720ドット)カメラ/マイク内蔵の本体にEthernetと無線LAN(IEEE 802.11b/g/n)を備えており、テレビの上に設置してHDMI接続することでPCレスでのテレビ電話が可能な製品。PCやスマートフォンなど、telyHD以外のSkype対応製品とも通話できる。本体にAndroid OS 2.2を採用。今後、様々なアプリが利用可能になる予定だという。
初期設定もパソコン不要で行なえ、Skypeのアカウント取得も本体のみで行なえることから、離れた場所に住んでいる祖父母に孫の顔を見せるといった家族間の利用を想定。Skypeで呼び出しを行なうと、telyHDのスピーカーから着信音が鳴り、「着信」ボタンを押すだけでビデオチャットが開始する。また、会議室などの安価なテレビ会議システムとしての利用も見込んでいる。複数の場所をつなぐマルチチャットにも2012年夏ごろに対応予定としている(Skypeの有料サービス加入が必要)。
AirPlayにも対応し、テレビ電話中にiPhoneやiPad、Macなどの写真を画面上に転送することが可能。転送した写真を相手と共有できる。また、iPhone/Androidスマートフォンを使って無線LAN経由でtelyHDを操作可能。文字入力やカーソル操作などがスマートフォンから行なえる。なお、専用リモコンも付属する。
利用イメージ | Skypeでテレビ電話をしているところ | 写真を一緒に楽しむ事もできる |
そのほか、telyHD同士で利用し、発信時に相手が留守だった場合は1分間のビデオメッセージを残すことも可能。自動着信機能も備え、ペットや子供の様子を確認するといった使い方もできる。本体に2GBのフラッシュメモリを内蔵し、SDカードスロットやUSB 2.0端子も備える。
CPUはデュアルコアのARM Coretex-A9(1GHz)。オンチップのMPEG-4 AVC/H.264エンコーダ/デコーダや、NVIDIAのGPUを備える。RAMは512MB。レンズは固定焦点。着信音などを再生するスピーカーを左右側面に搭載。通話時の音声はテレビのスピーカーから出力される。電源はACアダプタを使用。HDMIケーブルなどが付属する。
側面にスピーカーを搭載。このスピーカーからSkypeのコール音が鳴る。通話相手の音声はテレビのスピーカーから聴こえる | カメラ部 | 背面。SDカードスロットやEthernetなどを備える |
(2012年 8月 31日)
[AV Watch編集部 中林暁]