スマホで家電を操作する「iRemocon」が音声認識対応

-「いってきます」で電源OFFも。10月アップデート


iRemocon

 グラモは11日、スマートフォンやタブレットで外出先から自宅の家電を操作できる学習リモコン端末「iRemocon」のAndroidアプリを10月上旬にアップデートすると発表した。新たに音声認識でテレビやエアコン、照明などを操作できるようになるという。

 「iRemocon」(26,880円)は、据え置き型の学習リモコン。テレビやレコーダなど、家の中にある様々な家電の赤外線リモコン信号を学習させ、スマートフォン/タブレットのアプリから操作できる。本体にEthernet端子を備え、インターネットを介して外出先からでも家電の操作が可能。

 10月上旬にGoogle Playで公開されるアップデート版アプリをスマートフォンに適用することで、音声認識と連携した操作に対応。音声認識機能をONに設定すると常に音声認識待ち受け状態となり、完全に音声のみで操作できる。iRemoconはマクロ機能にも対応しているため、例えば、「いってきます」という音声と連動して照明やエアコン、テレビなどの電源を一斉にOFFにすることも可能。

 あらかじめ設定を行なっておけば、体を動かせない状態の人や、目の不自由な人でも利用できるほか、こまめに家電を操作することで節電も可能としている。

 グラモは、iOS版アプリでの音声認識への対応や、住宅環境に組み込むことが可能なスタンドアロン型の家電音声認識サーバーの開発にも着手しており、順次製品化を予定しているという。

スマートフォンアプリの画面(写真はiOS版)音声認識の利用イメージスマートフォンなどで音声認識すると、無線LAN経由で宅内のiRemoconへ指示、家電機器へ信号が発せられる


(2012年 9月 11日)

[AV Watch編集部 中林暁]