ヤマハ、ネットワーク再生対応CDプレーヤー「CD-N500」
WAV/FLACの24bit/192kHz対応。実売66,000円
「CD-N500」 |
ヤマハは、ネットワーク再生機能も備えたCDプレーヤー「CD-N500」を11月に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は66,000円前後。カラーはシルバー(S)とブラック(B)。
単体のCDプレーヤーだが、Ethernet端子を備え、DLNA Ver.1.5のネットワークプレーヤー機能を備えているのが特徴。
再生対応フォーマットはMP3/WMA/AAC/WAV/FLAC/Apple Lossless。WAV/FLACは24bit/192kHzのファイルまで再生できる。Apple Losslessは44.1kHz、48kHzまで。ギャップレス再生にも対応する。CDプレーヤー部はCD-R/RWに保存したMP3/WMAファイルの再生もサポートする。
CD-N500(-S) | CD-N500(-S) |
使用イメージ |
iOS/Android用の無料アプリ「NETWORK PLAYER CONTROLLER」も提供。スマートフォンやタブレットからCD-N500を操作できるほか、端末に保存している音楽を無線LAN経由で伝送し、プレーヤーから再生させる事もできる。
インターネットラジオ(vTuner)の受信に対応する他、radiko.jpの受信にも対応予定。前面にUSB端子を備え、USBメモリに保存した音楽ファイルも再生可能。iPhone/iPod/iPadなどの接続にも対応する。
トップカバーとシャーシ底面にそれぞれ鉄製の制振板を加えた「ダブルトップ&ボトム構造」を採用。CDのピックアップは音質を重視したCD専用のものを採用している。また、読み込んだデータのバッファリングに独自のアルゴリズムを用いることで、バッファ量と読み込み時のデータ転送レートを最適化。1倍速で音声データを読み込むことで、ディスク回転速度を一定に保ちメカノイズを低減するという。
CD用とネットワーク/USB用の電源部は、それぞれ独立させたダブル電源構成とし、CD部とネットワーク部の基板をブロック化。信号の相互干渉を抑制している。また、音声信号経路の最短化やDACを電源から遠ざけるなど、こだわった回路設計により正確な音場再現を追求したという。
音質チューニングについては、CD再生では「ほどよい厚みに引き締まった中低域と伸びやかな高域を再現」、ネットワーク再生では「ハイレゾ音源を意識したレンジが広く、見通しのよい音質」を目指し、「それぞれの音源の特性を活かした音を楽しめる」とする。
出力は、アナログ音声(RCA)×1と光デジタルと同軸デジタルを各1系統備えている。ダイナミックレンジは100dB、SN比は110dB。全高調波歪は0.003%。消費電力は28W(エコスタンバイ時0.35W)。外形寸法は435×313.3×96mm(幅×奥行き×高さ)。重量は5.25kg。リモコンが付属する。
付属のリモコン | 背面。光デジタルと同軸デジタル出力も各1系統備えている |
(2012年 10月 18日)
[AV Watch編集部 山崎健太郎]