B&W、新AirPlayスピーカー「A7」と「A5」

アプリで簡単設定。A7はUSB/光デジタル接続対応


左がA7、右がA5

 D&Mホールディングスは、Bowers & Wilkins(B&W)のAirPlay対応ワイヤレススピーカー「A7」と「A5」を11月30日に発売する。価格はA7が93,000円、A5が54,000円。全国の百貨店やインテリアショップなどで販売する。

 同社Zeppelin Airと同じく、AirPlayに対応し、iPhoneやiPadからワイヤレスで音楽再生が可能なスピーカー。AirPlayを利用するためのワイヤレス設定や、本体の設定をウィザード形式で教えてくれるB&Wのセットアップアプリが無料で提供される。

 A7とA5はサイズが異なり、A7は360×160×220mm(幅×奥行き×高さ)で、5.7kg。A5は300×120×180mm(同)で3.6kgと、A7の方が一回り大きい。


A7A5
A7の使用イメージA5の使用イメージ
無料で提供されるセットアップ用サポートアプリ

 内蔵しているスピーカー構成も異なり、A7は25mm径でノーチラス・チューブを採用したアルミツイータ×2基、75mm径のミッドレンジ×2基、150mm径サブウーファ×1基を搭載。A5は25mm径でノーチラス・チューブを採用したアルミツイータ×2基、100mm径のミッドバス×2となる。

 アンプはどちらもデジタルアンプで、出力はA7がツイータ用に25W×2ch、ミッドレンジ25W×2ch、ウーファ50W×1ch。A5がツイータ20W×2ch、ミッドバス20W×2。エンクロージャはリアバスレフとなっており、ポート部分には風切り音などを防ぐフローポートを採用している。

ステータスランプ側面にボリュームボタンを備える天面

 音声は内蔵DSPで処理され、一体型筐体のシステムながら、広がりのあるサウンドが再生できるという。

 A7は24bit/96kHz対応のDACを備え、受信した音声データを24bit/96kHzに変換してから処理する事で音質を高めている。また、A7のみUSBオーディオ機能を搭載。PC/MacとUSB接続して音を出す事もできる。USB DACとしては24bit/96kHzまでのデータに対応する。

 A7、A5のどちらにも、ステレオミニのアナログ音声入力を装備。AirPlay非対応のプレーヤーとも連携できる。また、A7のアナログ入力は、光デジタル入力も兼用で、CDプレーヤーやポータブルプレーヤーから出力した光デジタル信号を入力する事もできる。

 周波数特性と消費電力は、A7が40Hz~36kHz、100W(待機時0.5W)。A5が47Hz~22kHz、48W(待機時0.5W)。リモコンが付属する。

A7の背面。USBや光デジタル入力も可能A5の背面。アナログ入力を備えている付属のリモコン

(2012年 11月 15日)

[AV Watch編集部 山崎健太郎]