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HDMIの次世代バージョン規格化完了は2013年上期に延期

 HDMI LicensingとHDMI Forumは8日(米国時間)、次世代HDMIの規格策定完了が2013年上期に延期されたことを明らかにした。従来は2012年後半の規格化完了を目指すとしていた。

 HDMI Forumでは83社のメンバーが次世代のHDMIの仕様策定に向けた最終作業に入っているとしている。

 次世代HDMIでは、帯域や対応解像度の向上、ビデオタイミングのサポートの拡張などを計画している。特に、現在のHDMI Ver.1.4では4K解像度はサポートしているものの、最高30Hzまでとなっており、60pなどの信号には対応できない。この点が民生用の4Kディスプレイや出力機器の製品化への課題になっていることから、早期の規格策定が望まれている。

(臼田勤哉)