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アキュフェーズ、独自ドライブやUSB搭載CDプレーヤー

DACとしても動作する「DP-410」。346,500円

DP-410

アキュフェーズは、自社開発のCDドライブを採用し、USB入力も装備した「DP-410」を3月下旬より発売する。価格は346,500円。

 自社開発のCD専用ドライブを採用したCDプレーヤー。2008年発売のDP-400の後継モデルで、上位モデルのDP-510のメカ技術などのノウハウを引き継いだほか、光/同軸デジタル入力を装備してDACとしても利用できるほか、新たにUSB入力に対応するなど機能強化している。

 振動の影響を防ぐため、メカベースを高剛性かつ重量級の構造とし、反対にディスクの回転部分とピックアップを一体化したトラバース・メカを積極的に軽量化。メカベースからフローティングさせることで、振動が伝わらないようにしている。これにより100Hz以下の周波数帯の共振点を極力排除し、音質への悪影響を排除している。

 CDドライブコントロールはフル・デジタル方式となっており、ディスク毎にサーボ回路の最適設定が可能。レーザーピックアップには小型RFアンプを内蔵し、微小な出力をその場で増幅させ、誤りの無いデジタル信号を取り出すという。CDアクチュエータドライブにはバランス駆動回路を採用している。

 DACには、独自の「MDS++方式」を採用。ΔΣ型のDACを並列駆動させるもので、4個のTI製「PCM1796」を並列駆動させている。アナログ・フィルタには5次のバターワース型ローパスフィルタを採用している。

 光デジタルと同軸デジタル入力とUSB入力を各1系統備えており、DAC部分のみの利用も可能。USBと同軸デジタルは192kHzまで、光デジタルは96kHzまでサポートする。また、同じく同軸/光デジタルのトランスポート出力も備えており、外部DACも利用可能。デジタル式の音場補正ユニット「DG-48」とも接続できる。前面ディスプレイへのサンプリング周波数表示に対応する。

 SN比は114dB以上。24bit入力時のダイナミックレンジは110dB以上。チャンネルセパレーションも110dB以上。外形寸法は465×393×151mm(幅×奥行き×高さ)。重量は14kg。リモコンが付属する。

(臼田勤哉)