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パナソニック、新IPSで3D対応のスマートVIERA DT60
無線LAN+マイホーム。50型/18万円のEシリーズも
(2013/2/12 15:43)
パナソニックは、ネットワーク連携機能などを強化した「スマートVIERA」の新シリーズとして、42~55型の液晶テレビ「DT60シリーズ」と42/50型の「E60シリーズ」を3月上旬より順次発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格はDT60シリーズが16~27万円前後、E60シリーズが14~18万円前後。
型番 | サイズ | 発売日 | 店頭予想価格 |
---|---|---|---|
TH-L55DT60 | 55型 | 4月下旬 | 27万円前後 |
TH-L47DT60 | 47型 | 21万円前後 | |
TH-L42DT60 | 42型 | 3月上旬 | 16万円前後 |
TH-L50E60 | 50型 | 4月下旬 | 18万円前後 |
TH-L42E60 | 42型 | 3月上旬 | 14万円前後 |
IEEE 802.11a/b/g/n/の無線LANを内蔵し、ネットワーク機能を強化した「スマートVIERA」の新モデル。「お部屋ジャンプリンク」にも対応し、別室のDIGAやVIERAの録画番組や放送番組を受信できる。また、VODサービスの「もっとTV」や、ビエラ・コネクトに対応。スマートフォン用アプリ「VIERA Remote」による操作やスマートフォンとのコンテンツ共有が可能で、スマートフォンで選択した動画や写真をVIERAに転送する「リモートプレイ」にも対応する。スマートフォンの対応OSのはAndroid 4.0以降と、iOS 5.0.1以降。
DT60シリーズは上位モデルで新IPS液晶を搭載し、偏光方式の3D表示に対応する。
DT60シリーズ
55型の「TH-L55DT60」、47型の「TH-L47DT60」、42型「TH-L42DT60」の3モデルを用意。いずれも、解像度1,920×1,080ドットのフルHD新IPSパネルを搭載し、偏光3Dメガネを使った3D表示に対応する。新IPS液晶では、光の利用効率を向上して発色を改善。また、斜めから見てもきれいに見えるよう改善しており、従来モデル「TH-L55DT5」との比較で約18%視野角を広げた「トリプルワイド視野角」となった。
倍速/120Hz駆動とバックライトスキャン技術により16倍相当の残像低減を実現。偏光3Dメガネが付属するほか、別売の「TY-EP3D20W」、「TY-EP3D10WB」も追加可能となっている。筐体は極細のメタル製フレームを活かしたデザインで、42型の場合、フレーム幅は約9.9mm、奥行き19mm。スタンドも質感に拘り高級感を高めている。
チューナは地上/BS/110度CSデジタルダブルチューナで、別売のUSB HDDを追加することで録画にも対応。録画した番組は、お部屋ジャンプリンクにより、家庭内の別の部屋のクライアント機器などからも再生できる。
SDカードスロットを装備し、SDカード内の動画や静止画、音楽などの再生に対応。DLNAサーバー機能を備えており、USB HDD/メモリやSDカード内のコンテンツをホームネットワーク上で共有できる。別売のUSBカメラを追加することで、Skypeにも対応できる。
スマートVIERAの特徴であるネットワークについても強化。新たに起動時のホーム画面を設定できる「マイホーム」を搭載。起動時にテレビのフルスクリーン表示だけでなく、画面右と下に裏番組情報を表示する「テレビのホーム」、生活情報を表示する「くらしのホーム」、YouTubeなどのネットコンテンツへのショートカットを表示する「ネットのホーム」などを選択できる。
ビエラ・コネクトに対応し、キー局らが中心になって展開しているVOD「もっとTV」や、YouTube、アクトビラなどのネットサービスに対応。「VIERA remote 2」によるスマートフォン/タブレット連携で、スマホからのVIERA操作が行なえるほか、スマホ内の動画や音楽、写真、Webサイトなどをスワイプ操作(指でなぞって転送指示)でVIERAで表示する「Swipe&Share」に対応する。
スマートフォンからの音量/チャンネル操作はジェスチャ制御も可能。文字入力やフリーポイント操作、ゲームパッドなどの機能もVIERA remote 2に用意している。また、同社のネットワークサービス「ディモーラ(Dimora)」、「ミモーラ(MeMora)」に対応し、外出先からの録画予約や、録画番組のシーン頭出し(ミモーラ有料会員のみ)も行なえる。
無線LANはWPSによる設定に対応。省エネ機能の「エコナビ」を搭載。センサーで視聴環境を検知し、明るさや画質を調整できる。
スピーカーは、8連スピーカーユニット×2とウーファ×1の総合18W。周波数特性と位相の乱れを補正するヤマハの「AudioEngine」技術を搭載し、クリアで自然な音を実現する。入出力端子はHDMI×3(1系統はARC対応)とD4×1、ビデオ入力×1、光デジタル音声出力×1、ヘッドフォン×1、Ethernet×1、USB×2など。
消費電力と年間消費電力量は、55型が116W、95kWh/年、47型が95W、81kWh/年、42型が85W、73kWh/年。スタンドを含む外形寸法/重量は、55型が123.8×29.6×77.9cm(幅×奥行き×高さ)/25kg、47型が106.7×26.5×68.2cm(同)/18kg、42型が95.6×22.7×62cm(同)/15kg。
E60シリーズ
スマートVIERAのエントリーシリーズで、50型の「TH-L50E60」、42型の「TH-L42E60」をラインナップする。従来のE5シリーズでは採用していなかった狭額縁デザインにしたほか、無線LANを内蔵してマイホーム機能などのネットワーク連携を強化している。なお、3Dには対応せず、パネルも新IPSではない。
液晶パネルは1,920×1,080ドットのフルHD。チューナは地上/BS/110度CSデジタルダブルチューナで、別売のUSB HDDを追加することで録画に対応。オートチャプタを付与して、CMスキップなども行なえる。録画した番組は、お部屋ジャンプリンクにより、家庭内の別の部屋のクライアント機器などから再生できる。
DT60シリーズと同様にビエラ・コネクトによるネットワーク機能を装備。もっとTVや、YouTube、アクトビラなどのネットサービスに対応するほか、「VIERA remote 2」によるスマートフォン/タブレット連携が行なえる。同社のネットワークサービス「ディモーラ(Dimora)」、「ミモーラ(MeMora)」に対応し、外出先からの録画予約や、録画番組のシーン頭出し(ミモーラ有料会員のみ)も行なえる。
お部屋ジャンプリンクのほか、DLNAサーバー機能や別売のUSBカメラを使ったSkype利用に対応。スピーカーは、2.2×9.0cmフルレンジ×2の総合20W。入出力端子はHDMI×3(1系統はARC対応)とD4×1、ビデオ入力×1、光デジタル音声出力×1、ヘッドフォン×1、Ethernet×1、USB×2など。
消費電力と年間消費電力量は、50型が90W、84kWh/年、42型が68W、72kWh/年。スタンドを含む外形寸法/重量は、50型が112.1×27.5×71.0cm(幅×奥行き×高さ)/20.5kg、42型が95.7×21.7×61.9cm(同)/15kg。