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シャープ、最大8日“1チャンネル自動録画”搭載BDレコーダ
リモート予約、SHDD、新UI採用のAQUOSブルーレイ
(2013/3/1 15:21)
シャープは、Blu-ray Discレコーダ「AQUOSブルーレイ」の新機種として、任意の1チャンネルを最大8日分自動録画できる「1チャンネル自動録画」対応の2モデルを3月13日より発売する。2TB HDD搭載の「BD-T2300」と、1TB HDDの「BD-T1300」を用意し、価格はオープンプライス。店頭予想価格は2TBが15万円前後、1TBが11万円前後。
AQUOSブルーレイの上位モデルで、地上/BS/110度CSデジタルチューナを3系統搭載。最大3番組の同時録画が行なえる。また、内蔵HDDだけでなく、独自のカートリッジ式HDD「SHDD(スロットインHDD)」にも対応し、録画容量の拡張が可能。SHDDは500GBの「VR-SHD50」と、1TBの「VR-SHD100」が別売で用意されており、SHDDへの3番組同時録画も行なえる。外付けのUSB HDDにも対応する。
1チャンネルを最大8日分録画
最大の特徴は、任意の1チャンネルを最大8日分自動録画できる「1チャンネル自動録画」機能。3チューナのうち1系統を、NHKやWOWOWなどのチャンネルに割り当てて、予約録画の手間なく、最大で8日分録り続けることができる。録画した番組は専用の録画リストに集められ、録画先は内蔵HDD、SHDD、USB HDDから選択できる。
ただし、1チャンネル自動録画は、1日24時間録画し続けることはできず、録画時間は1日最大18時間までに制限されている。録画する時間帯はユーザーが選択できる。なお、HDDの残量が少ない場合は録画可能な日数が少なくなるほか、自動録画された番組は録画から8日経過するか、HDDの残量が少なくなると自動的に消去される。1チャンネル自動録画時に、3チューナを使って通常の予約録画を行なう場合、その時間帯の自動録画は停止する。
リモート予約対応。ビジュアルホームメニュー搭載
MPEG-2 TSのストリーム録画のほか、MPEG-4 AVC/H.264にトランスコードしての長時間録画にも対応。最大12倍の長時間録画に対応し、14段階の画質設定が行なえる。テレビの番組表(EPG)を使った録画予約も強化し、「見ながら番組予約」を新搭載。放送番組や録画番組を表示しながら、画面右側に番組表を一覧表示するため、視聴を中断すること無く録画予約できる。
また、Androidスマートフォンにアプリ「AQUOSリモート予約」をインストールすることで、外出先からの番組検索や録画予約も可能になる。タレントの出演情報などの情報検索にも対応する。スマートフォンからの音声操作も可能で、番組表や録画リスト表示、再生/停止などのコントロールが行なえる。
新しい「ビジュアルホームメニュー」を搭載し、ホーム画面として利用。リモコンのホームボタンから呼び出すと「見る・編集」、「予約する」、「ダビング」などの操作項目が大きな文字とイラストで表示され、リモコンで選択できる。放送中の番組も子画面で表示できる。
録画番組は予約/ジャンル/フォルダー/キーワードの4グループに整理してすぐに検索できる「グループ録画リスト」で管理。また、録画リストや再生画面でリモコンの「(ポップアップ)メニュー」を押すと、2分30秒/5分間隔で録画番組のシーンをサムネイル付きで一覧表示できる「見どころポップアップサーチ」も備えている。
高画質マスターエンジンBDやWi-Fi搭載
HDD/SHDD/USB HDDの録画番組はBD-R/REへダビングできる。BD再生にも対応する。新搭載の「高画質マスターエンジンBD」により、長時間録画モードで録画した番組のブロック/エッジノイズを低減している。また、音響用電源回路コンデンサ、アース付き3極電源ケーブル、アンチバイブレーションキャビネットなどで高画質/高音質化を図っている。
AVCHD Ver.2.0の動画取り込みにも対応。Ethernetのほか無線LANを搭載し、Wi-Fiコネクト機能により、ルータを介すること無く直接スマートフォンやAQUOSなどにワイヤレスで映像送信できる。録画番組をHD画質のまま対応スマートフォンにダビングする「Wi-Fiダビング」にも対応する。
HDMI出力は2系統。D3出力×1、コンポジット出力×1、光デジタル音声出力×1、USB×2(データ用×1、外付けHDD用×1)などを装備する。消費電力は約33W(待機時0.26W)。外形寸法は430×235×61mm(幅×奥行き×高さ)、重量はT2300が約4.1kg、約T2100が3.9kg。