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フルテック、Shureやゼンハイザー用交換ケーブル

SRH1840やHD800向け。バランス駆動用XLRタイプも

Shure「SRH1840/1440」用「iHP-35ML」

 フルテックは、ADL(ALPHA DESIGN LABS)ブランドの製品として、ShureのMMCX端子や、ゼンハイザーHD800の端子などに対応する、イヤフォン/ヘッドフォン向け交換用ケーブルを6月1日に発売する。いずれのケーブルにも、入力端子が標準プラグと、バランス接続を可能にするXLRタイプの2種類を用意。価格は、Shure「SRH1840/1440」用の標準プラグケーブルが、1.3mで14,700円など。ライナップは以下の通り。

モデル名対応製品入力プラグケーブルの長さ価格
iHP-35MLShure
SRH1840/1440
MMCX
標準1.3m14,700円
3m21,210円
iHP-35ML-XLRXLR1.3m17,325円
3m23,835円
iHP-35Sゼンハイザー
HD650/600/580/
656/545
HD-25SP
2ピンコネクタ
標準1.3m13,650円
3m19,950円
iHP-35S-XLRXLR1.3m18,900円
3m25,200円
iHP-35Hゼンハイザー
HD800
標準1.3m18,900円
3m27,720円
iHP-35H-XLRXLR1.3m24,150円
3m32,970円
iHP-35Hx標準1.3m21,840円
3m30,744円
iHP-35Hx-XLRXLR1.3m39,375円
3m48,300円

 さらに、プラグ単品も6月1日に発売する。価格は、ステレオミニの「FT735」が2,415円、標準プラグ「FT-763」が3,990円、「CF-763」が4,998円。電源プラグ「FI-48M(R)」とインレットプラグ「FI-48(R)」が、各17,850円。

交換用ケーブル

Shure「SRH1840/1440」用バランス接続「iHP-35ML-XLR」

 いずれのケーブルにも、入力端子がステレオ標準プラグのタイプと、バランス接続を可能にするXLRプラグタイプの2種類を用意。それぞれに、1.3mと3mの長さを用意する。

 全ケーブルに共通する特徴は、伝送ロスを最小限に抑えるという「α-OCC」素材を採用している事。

 ShureのSRH1840/1440向けの「iHP-35ML」は、ヘッドフォン側にMMCXコネクタを採用。コネクタには非磁性24K金メッキを施している。入力端子側は、標準プラグの場合、非磁性24K金メッキを施したプラグ「FT-763」を、バランスモデルの場合は、同じく24K金メッキ処理したXLR「FP-701M」を使用する。

 ゼンハイザーHD650/600/580/565/545、HD-25SP向けの「iHP-35S」は、ヘッドフォン側に非磁性ロジウムメッキ処理した2ピンコネクタ「FT-2PS」を使用。標準プラグは、非磁性ロジウムメッキ処理した「FT-763」、バランス接続用XLRコネクタにも、非磁性ロジウムメッキ処理したFP-701Mを使っている。

 ゼンハイザー「HD800」用ケーブルは、「iHP-35Hx」と「iHP-35H」という製品を用意。35Hxは、ヘッドフォン側のコネクタ、標準プラグ(CF-H800)、XLRコネクタ(CF-601M)のいずれにも、非磁性ロジウムメッキを施している。

 「iHP-35H」は、ヘッドフォン側のコネクタに、非磁性ロジウムメッキ処理の「FT-H800」を採用。標準プラグ(FT-763)、XLRコネクタ(FP-701M)のどちらも、非磁性ロジウムメッキを施している。

ゼンハイザーHD650/600/580/565/545、HD-25SP向け「iHP-35S」
ゼンハイザーHD650/600/580/565/545、HD-25SP向けバランス接続「iHP-35S-XLR」
ゼンハイザー「HD800」用「iHP-35H」
ゼンハイザー「HD800」用バランス接続「iHP-35H-XLR」
ゼンハイザー「HD800」用「iHP-35Hx」
ゼンハイザー「HD800」用バランス接続「iHP-35Hx-XLR」

プラグ

 「FT-735」はステレオミニプラグで、「DT-763」はステレオ標準プラグ。どちらも導体に非磁性燐青銅ロジウムメッキを施し、ハウジングには非磁性ステンレス、ケーブルクランプには銅合金を採用。結線はハンダ。

 「CF-763」はステレオ標準プラグで、ハウジングに非磁性ステンレスとカーボンファイバーを使用している。導体は非磁性燐青銅ロジウムメッキ処理しており、ケーブルクランプは銅合金を使用。結線にはハンダを使用する。

FT-735
DT-763
FT-735

 「FI-48」シリーズは、新メッキ製法を採用した電源プラグ「FI-48M(R)」と、インレットプラグ「FI-48(R)」を用意。電極部に非磁性ロジウムメッキ純銅素材のα導体を採用。FI-50シリーズと同じ、アースジャンパー機能の進化系「ショートリング機能」を備え、ハウジングと電極部の取り付けネジの電位差を無くし、プラグ内部のブレード部と導体の接続部から電磁不要輻射が発生するのを防いでいる。

 本体には、ナイロンと、グラスファイバーにナノ単位の特殊セラミックパウダーとカーボンパウダーを混入。振動吸収効果を高めている。ハウジングには非磁性ステンレスを採用した。

電源プラグ「FI-48M(R)」
インレットプラグ「FI-48(R)」

(山崎健太郎)