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Google、テレビ接続のHDMIスティック「Chromecast」

35ドル。AndroidやiOSから無線LANで映像出力

Chromecast

 米Googleは24日(米国時間)、テレビにHDMI接続して、YouTube動画などを楽しめるスティック型デバイス「Chromecast」を発表した。25日よりオンラインでの販売を開始し、価格は35ドル。ただしGoogleの販売ページでは、「日本では利用できない」と記載されている。

 スマートフォンなどで視聴中のコンテンツを、無線LAN経由でChromecastに伝送できるなど、スマートフォン/タブレットとの連携を前提としたHDMIスティック端末。例えばスマホのYouTubeで再生中の番組から、画面に表示される出力デバイス選択画面を選んで、Chromecastで利用できる。

 YouTubeのほか、Google Play MoviesやGoogle Play Music、NetflixなどのアプリがChromecastに対応する。

Chromecasstの利用イメージ
テレビとHDMI接続

 AppleのiPhoneやiPadのコンテンツを、AirPlay経由でAppleTV接続したテレビで試聴するのとよく似た操作感だが、AirPlayがiOSデバイスに限定されるのに対し、Chromecastは、iOSデバイスのYouTubeアプリからも映像出力できるなど、マルチデバイス対応を進めていることが特徴といえる。対応OSはAndroid 2.3以降と、iOS 6以降、Windows 7以降、Mac OS X 10.7以降と、Chromebook。

 IEEE 802.11b/g/nの無線のLANを内蔵し、最高1080pの映像を受信/出力できる。HDMI出力を装備し、HDMI CECにも対応。電源はUSBで供給し、電源アダプタやUSB電源供給ケーブルが付属。外形寸法は72×35×12mm(縦×横×厚み)、重量は34g。

(臼田勤哉)