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「IFA 2013」が6日に開幕。パナソニック4K製品など会見は4日から

IFA 2013が行なわれるドイツ・ベルリン国際見本市会場(2012年撮影)

 国際コンシューマ・エレクトロニクス展「IFA 2013」が、ドイツ・ベルリンの国際見本市会場において9月6日~9月11日(現地時間)に開催される。

 AV/IT機器や、白物家電などの最新製品が展示され、毎年、日本からもソニーやパナソニック、東芝らの大手メーカーをはじめ、多数の企業が出展している。1924年の初開催から、今年で53回目となる。前回の2012年は、出展企業が56カ国/1,439社で、来場者数は延べ約24万人だった。

 開幕前々日となる4日からは、出展各社がプレスカンファレンスを開催。4日にはパナソニックやソニーが、5日には東芝、Samsung、Philipsなどが会見を行なう。毎年、プレスカンファレンスでは年末にかけて国内外で登場する新製品が発表されている。なお、プレスカンファレンスの日程はIFAのページ(英文)に掲載されている。

 開幕日の6日より順次、キーノートスピーチを開催。PhilipsのConsumer Lifestyle部門のCEO Pieter Nota氏(6日)や、FordのAlan Mulally社長兼CEO(6日)、Monster創始者でCEOのNoel Lee氏(8日)らが登壇する。

パナソニックやSamsungが4K製品などを出展

 開幕に先立ち、パナソニックやJVCケンウッドなどが、IFA 2013の出展概要を予告している。

 パナソニックは既報の通り、独自の印刷方式を用いた有機ELパネルを用いた「4K OLED」や、4K新製品などを出展する予定。世界最薄の20型/4Kタブレットや、Blu-ray Discレコーダの新製品なども展示する。なお、同社はオンラインでIFA展示内容を紹介する「Live@IFA」のサイトも開設している。

 JVCケンウッドは、「カーエレクトロニクス」と、「光学&オーディオ」の製品を出展。カーエレでは、KENWOODブランドの無線LAN搭載ネットワークナビゲーションシステム「DNN9230DAB」(海外モデル)、スマートフォンとの連携を強化したインターネットラジオ対応ナビのほか、JVCブランドのMirrorLink/MHL対応の車載AVレシーバ「KW-NSX700/600」などを出展。USB/スマホ連携に特化したデジタルメディアレシーバなども用意する。

 「光学&オーディオ」製品については、ビデオカメラの「GC-PX100」(海外モデル)や、D-ILAホームシアタープロジェクタ「DLA-X55R」、デザインが特徴的なヘッドフォン「esnsy」シリーズ、DLNA/AirPlay/Bluetooth対応のワイヤレスアクティブスピーカー「SP-AP1」、アクションカム「ADIXXION GC-XA2」などを出展する。

 Samsungは、4K対応製品として、98型のデジタルサイネージのLarge Format Display(LFD)と、31.5型で4K対応のモニターを披露する。なお、同社はIFAで5日にプレスカンファレンスを行なうほか、その前日の4日には別会場でイベント「Samsung Unpacked 2013 Episode 2」を開催予定。

 LG Electronicsは、有機ELテレビの新製品「GALLERY OLED TV(55EA8800) 」を披露する。壁掛けできる55型テレビで、額縁に入れた絵画のようなデザインが特徴。2.2chスピーカーも内蔵する。同社はそのほかのAV新製品として、サウンドバーの「NB4530A」と「NB5530A」などを出展する。

(中林暁)