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SCE、nasne 1TBモデルを10月10日発売。Ver.2.00も提供
録画番組以外のリモートアクセス対応へ
(2013/9/9 19:12)
ソニー・コンピュータエンタテインメント(SCE)は、ネットワークレコーダ/メディアストレージ「nasne」にHDD容量1TBモデルの「CECH-ZNR2J」を追加し、10月10日より発売する。価格は23,100円。
また、同日よりシステムソフトウェアバージョン2.00を公開。これにより、外出先のPlayStation VitaやAndroidスマートフォンからnasne内の写真や動画、音楽などを楽しめる「Anytime Access」に対応する。ただし、nasneで録画したデジタル放送番組は、外出先からは再生できない。
nasneの1TBモデル(CECH-ZNR2J)は、HDD容量を従来の500GBから1TBに拡張したもの。HDD容量以外の違いはなく、地上/BS/110度CSデジタルチューナを搭載し、録画した番組を家庭内のDTCP-IP対応のタブレットやテレビ、スマートフォンなどから再生できる。また、DTCP-IPムーブに対応し、録画番組を対応機器にムーブできる。
DLNA 1.5準拠のファイルサーバーとしても動作、写真や音楽、動画などを家庭内でDLNA共有できる。外形寸法は43×189×136mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約460g。
nasne 2.00でリモートアクセスなどに対応
また、500GB/1TBモデルともに、10月10日にシステムアップデートを実施。最新バージョンとなる2.00では、外出先から自宅のnasneにアクセスし、nasne内のコンテンツを閲覧できる「Anytime Access(エニタイムアクセス)」に対応するなど大幅な機能強化が図られる。
Anytime Accessは、PS VitaやAdroidスマートフォンにインストールした専用アプリを利用することで、外出先からも自宅のnasneにアクセスし、保存した写真や音楽、動画(録画番組以外)の検索や閲覧などを可能にするもの。最大8台までのnasneを登録できる。
PS Vitaと本日発表のPS Vita TV向けに専用アプリ「naspocket」を提供。10月10日よりPlayStation Storeで公開する。naspocketでは、コンテンツの閲覧だけでなく、PS Vitaメモリーカードへのコンテンツ保存にも対応する。
Android用にはアプリ「nasne ACCESS」を提供。最大8台までのnasneを登録でき、目的のファイルを音声でも検索できるインデックスサーチ機能を搭載。複数のnasne内のフォト、ミュージック、プライベートビデオをまとめて一覧表示する「おまとめ表示」にも対応する。nasneにファイルが追加されたことを通知するウィジェット機能も備えている。
また、nasne ACCESSでは、外出先でスマートフォンなどで撮影した写真やビデオを無線やモバイルネットワークを通じて、事前に登録した自宅のnasneに瞬時に自動保存できる「オートアップロード」にも対応する。
「nasneシェア(ナスネシェア)」も追加。インターネットを通じて、異なる場所に設置した2台のnasneのHDDから、特定の1フォルダをリアルタイムに同期する機能で、外出先で撮影した写真やビデオをnasneのHDDに自動で保存。さらに、別の場所のnasneのファイルサーバーにも自動で同期することで、2カ所のホームネットワークで撮影コンテンツの共有を可能にするもの。nasne間でシェアできるコンテンツは、撮影したフォトやビデオ以外に、テキストファイルなどにも対応する。
デジタル本棚にも対応。電子書籍ストア「Reader Store」で購入したブックデータ用の外部ストレージとして、nasneを利用できるもの。Reader Storeで購入した書籍のデータを無線LANでnasneに保存できるほか、ネットワークを介してPS VitaやPS Vita TVからnasneに保存したブックデータにアクセスし、楽しめるという。同機能の利用には10月10日に配信予定のReader for PlayStation Vita Ver.1.40が必要となる。