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JBL、パワード&DSP搭載などSynchrosシリーズのヘッドフォン3機種

右からS700、S500、S300i

 ハーマンインターナショナルは、JBL「Synchros」(シンクロス)シリーズのヘッドフォン3機種を11月に発売する。価格は全てオープンプライス。店頭予想価格は、DSPを搭載したパワードタイプの「S700」が34,800円前後、「S500」が29,800円前後、パッシブタイプの「S300i」が19,800円前後。カラーはBLACKで、S300iのみWHITEモデルも用意する。

 9月からイヤフォンを発売しているSynchrosシリーズのヘッドフォン。「JBLスピーカーのアイデンティティを受け継ぐ」事をコンセプトとしたシリーズで、ヘッドフォン3機種ではスピーカーのユニットなどをハウジングのデザインモチーフにしている。

S700。ハウジングはスピーカーのユニットをデザインモチーフにしている。オープンエアのように見えるが、実際は密閉型

 また、上位モデルのS700、S500はDSP機能の「LiveStage」を搭載。このモードをONにすると、入力音声を処理し、広がりのある「ライブ会場にいるような広い音場空間で音楽を再生する」という。

S500
S500の側面。スライドスイッチをONにすると「LiveStage」モードになる

 同機能用の電源として、S700は内蔵のリチウムイオン充電池を、S500は単4電池2本を使用。S700は約2.5時間の充電で最大28時間の連続使用、S500は最大20時間の連続使用ができる。なお、どちらのモデルもLiveStageをOFFにした状態でも音が出せる。

 さらに、全モデルケーブル着脱が可能。S700/500にはiPhone用とスマートフォン用、2種類のマイクリモコン付きケーブルが付属。S300iは、iPhone用マイク付きリモコンケーブルのみ同梱する。

S300i
全モデルケーブル着脱が可能

 搭載ユニットはS700/500が50mm径、S300iは40mm径を搭載する。再生周波数帯域は10Hz~22kHz、インピーダンスは32Ωで共通。感度は102dB/mWで、S300iのみ100dB/mW。本体のみの重量はS700が358g、S500が310g、S300iが204g。

 全モデルとも、イヤーパッドはレザー調で、低反発性クッションを採用。S700のハウジングには、耐久性に優れたコーデュラ生地と、アルミダイキャストを使っている。

(山崎健太郎)