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ラックスマン、アームレスでベルトドライブのアナログプレーヤー「PD-171AL」

PD-171AL

 ラックスマンは、ベルトドライブ方式のアナログプレーヤー「PD-171AL」を11月に発売する。アームレスタイプで価格は41万4,750円。カラーはブラスターホワイト(トップパネル部分)。

 様々なトーンアームに対応するための専用アームベースを別売で用意。SME 3009R/3010R用(OPPD-AB1)、FR64/64S/64FX用(OPPD-AB2)、SAEC WE-308用(OPPD-AB3)、SAEC WE-407/23用(OPPD-AB4)、ORTOFON 212S/212D用(OPPD-AB5)を用意し、価格は各26,250円。また、ユーザー自身で追加工できる取り付け穴無しのユニバーサルタイプ(OPPD-AB6)も21,000円で用意する。

 2011年から発売している「PD-171」のアームレスバージョン。「音楽ジャンルやアーティストによってカートリッジやトーンアームを交換して音の変化を愉しめる」という。単なるアームレス版ではなく、PD-171をベースに、モーターや駆動回路、軸受け部など、多くの部分がブラッシュアップされている。

 高トルクモーターによるベルトドライブ方式を採用。大出力オーディオアンプ構成の回路を使ったACシンクロナスモーター駆動で、32bitマイコンを使ったクロック制御ジェネレーター回路も搭載する。また、正確な回転数調整に活用できるLED式の反射視型ストロボも装備。

背面
別売のアームベース。写真はSAEC WE-308用(OPPD-AB3)

 回転数は33 1/3rpm、45rpmの切り替え式で±5%の回転数調整が可能。ターンテーブルはアルミ削り出しで、重さは5kg。15mm厚のアルミ削り出し板をメインシャーシとし、主要部品はアンダースラング(吊り下げ)制振構造を採用。安定した回転を実現するため、ボールベアリング仕様の大口径ポリエーテルエーテルケトン(PEEK)軸受けスピンドルを採用している。

 デザイン面ではウッドパネルを採用。電源ケーブル(JPA-10000)はACインレットで交換可能。照明を落としたリスニングルームでの操作を想定し、脱着式LEDスタイラスライトも付属。カムサポート式の4mm厚アクリル製ダストカバーも同梱する。

 消費電力は36W。外形寸法は492×407×140mm(幅×奥行き×高さ/奥行きは背面金具10mm含む/高さはターンテーブル上面まで)。重量は23.8kg。

(山崎健太郎)