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ソニーHDDプレーヤー「HAP-Z1ES」がDSDマスタリングOFF対応
HAP-S1はネットラジオのDSEE対応など
(2013/12/16 13:10)
ソニーは、DSDやFLACなどのハイレゾオーディオに対応したHDD内蔵オーディオプレーヤー「HAP-Z1ES」と「HAP-S1」のソフトウェアアップデートを16日より開始した。
いずれも、DSD/FLACなどのハイレゾオーディオの再生に対応したHDDオーディオプレーヤーだが、上位モデル「HAP-Z1ES」は1TB HDDを搭載したアンプ無しのトランスポート、「HAP-S1」は500GB HDDと40W×2chアンプを内蔵し、単体でスピーカー出力可能となっている。
HAP-Z1ESの改善点は、新たにDSDマスタリングエンジンのON/OFF設定が可能になったこと。DSDマスタリングエンジンは、入力した全ての楽曲ファイルを5.6MHzのDSDに変換した後で再生するもの。この処理を行なうことで、効果的なノイズ低減やアナログ的な音質を実現できるとする。ソニーでは同機能をONにしたほうが高音質との考えから、発売当初は全ての音源をDSDマスタリングエンジンを経由してから出力していたが、「(ソースの)そのままの音で聞きたい」という意見もあったため、新ファームウェアでON/OFF切り替えを可能にした。
その他のアップデート内容は、HAP-Z1ESとHAP-S1で共通。
- インターネットラジオ受信時でもDSEE機能が使用可能に
- インターネットラジオ受信中の曲名情報等を表示
- 再生非対応コンテンツを選択した場合、再生出来ない理由を表示
- 再生リスト表示において、階層移動の操作性を向上
「HAP-Z1ES」は、1TB HDDを内蔵し、DSDやFLACなどのハイレゾオーディオの再生に対応したHDDオーディオプレーヤー。価格は220,500円。「HAP-S1」は500GB HDDを搭載し、実売価格は8万円前後。
HAP-Z1ESとHAP-S1との違いは、HAP-Z1ESではアンプを非搭載となることに加え、ES型番の上位モデルとしてシャーシの設計や採用パーツにこだわり高音質化したことと、「DSDリマスタリングエンジン(DSD Remastering Engine)」を搭載したこと。また、出力端子としてRCAのアナログ音声出力のほか、バランス(XLR)音声出力も装備する
アプリ「HDD Audio Remote」も検索性を向上
また、HDDプレーヤー用のスマートフォンアプリ「HDD Audio Remote」もアップデート。Android版はGoogle Playで、iOS版はiTunes Storeでダウンロードできる。
新たにソート機能を追加し、「アルバムリスト」(名前順/年代順にソート可)、「トラックリスト」(名前順/アルバムトラック順/DB追加順)を選択可能になった。また、サーチ機能や、クロスサービスサーチ機能が追加されたほか、リスト表示において、階層移動の操作の仕様を改善した。