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米Amazon、4K配信や4Kテレビ普及に向けSamsungやハリウッドスタジオと提携

 米Amazon.comは現地時間の6日、Samsung Electronicsや、ハリウッドスタジオのワーナー・ブラザース、ライオンズゲート、20世紀フォックス、ケーブルテレビ向けチャンネルを運営するディスカバリー・コミュニケーションズと、4Kの普及推進で提携。Amazonではビデオ配信サービスの「Amazonインスタント・ビデオ」を展開しているが、Amazonのスタジオでは、2014年に製作するコメディーやドラマなどのオリジナル番組を全て4Kで撮影する。

 Amazonのデジタルビデオ・音楽担当バイスプレジデントのBill Carr氏は、「利用者に真の4K体験をしてもらうためには、素晴らしいコンテンツに対応したデバイスや、そのコンテンツを美しく再生できるようにデバイスへ配信するサービスも必要。そのために、取り組むべき事は多い」とし、家電メーカーやハリウッドスタジオなどと連携する必要性を説明。

 4Kコンテンツのテレビ向け配信も想定されており、Samsungのビジュアルディスプレイ事業部 サービス戦略チームのKyungshik Leeバイスプレジデントは、「Samsungでは4Kテレビ用に最大規模のラインを立ち上げている。ユーザーに4Kのリアルなクオリティを届けるために、Amazonインスタント・ビデオのようなコンテンツサービスと連携できる事に興奮している」という。

(山崎健太郎)