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楽天、コンテンツ毎課金の映像配信“新”楽天SHOWTIME

5万タイトル+マルチデバイス+楽天ID連携

 楽天ショウタイムは、動画配信サービス「楽天SHOWTIME」を12日より開始した。コンテンツごとの課金のみで、iOSやAndroidなどのマルチデバイス配信にも対応した新サービスとして展開する。

楽天SHOWTIME

 これまでの楽天の動画配信サービスは、月会費制の「楽天Showtime」(小文字表記)と、コンテンツごと課金を行なう「楽天VIDEO Powered by ShowTime」が展開されていた。新しくスタートする「楽天SHOWTIME」(大文字表記)は、楽天VIDEOをリニューアルしてSHOWTIMEブランドで展開するものといえる。

 そのため、従来のShowtime(小文字)は今後もサービス継続し、現時点では新サービスへの統合予定などは無いとする。ただし、新しいSHOWTIME(大文字)は楽天会員IDを利用するなど、より楽天グループとの連携を高めたサービスとなっており、「今後は新しいSHOWTIMEが中心になる」(楽天広報部)としている、

 タイトルは約5万本を取り揃え、新たにディズニーの作品を追加したほか、ワーナーや20世紀FOXなどの海外メジャースタジオ作品、民放キー局のテレビドラマ見逃し配信などを強化。楽天グループならではのコンテンツとして、東北楽天ゴールデンイーグルスのホームゲーム全試合生中継も予定している。コンテンツはHDとSDが用意され、HD版の場合は8Mbps以上、SD版は1Mbps以上の通信環境を推奨している。ドラマなどのパック販売や、月額見放題(マンスリーパック)などのプランも予定している。

 従来サービスに比べ、ユーザーインターフェイスをシンプルでわかりやすいものに改良。視聴や検索をより簡単にしたほか、パソコンやスマートフォンやタブレットなどのマルチデバイスに対応。パソコンでの利用の場合はInternet ExplorerやFirefox、Chrome、SafariなどのブラウザとSliverlightのインストールが必要。Androidは、Android 2.3.3以降に対応。iOSからの視聴時には、ハリウッド映画などの一部作品の再生にアプリ(無料)が必要になり、iOS用アプリは3月初旬頃提供予定としている。

 楽天グループならではの特徴として、楽天会員IDや楽天のサービスで利用中の決済手段が利用可能。また、サービス開始を記念して、「RaCoupon 楽天クーポンサービス」と連携し、期間限定の50%オフクーポンなどを提供する。

(臼田勤哉)