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エプソン、眼鏡型HMD「MOVERIO」とAR技術で古墳をガイド。奈良・明日香村で実証実験
(2014/2/17 16:47)
エプソンは、4月24日に発売予定のシースルーモバイルビューワー「MOVERIO BT-200」を用いて、奈良県・明日香村の石舞台古墳で、「古墳バーチャルガイド」の実証実験を行なう。日程は2月22~23日、3月1~2日。一般参加が可能で、参加料金は無料。
明日香村、東京大学 池内・大石研究室、アスカラボとの共同による実証実験。明日香村と東京大学が2004年から取り組んでいる、AR(拡張現実)技術を用いて古代飛鳥京をCGで復元する「バーチャル飛鳥京」プロジェクトの一環として、BT-200をAR技術と組み合わせ、石舞台古墳の築造過程を3D映像で紹介する。エプソンは10台のBT-200を提供する。
BT-200を装着し、会場内に設置されたマーカー画像を認識すると、石舞台古墳にちなむCGキャラが出現し、飛び出す3D映像や、360度視点でのパノラマ全方位映像を交えて解説を行なう。
実証実験の期間は2月22日~3月7日で、時間は9時~16時30分。料金は無料。全日程でタブレット端末による古墳バーチャルガイドを体験できるが、BT-200の貸し出しは、2月22~23日と3月1~2日のみ。安全性の配慮から、12歳未満の子どもにはBT-200は貸し出さない。明日香村では、この実証実験によりシースルースマートグラスの利点や運用上の課題を評価し、明日香村におけるバーチャル遺跡復元・観光ガイドサービスの実用化に向けた検討を行なうという。
「MOVERIO BT-200」は、メガネ風のデザインを採用したHMD。重量を約63%削減した第2世代モデルで、装着すると2.5m先に40型相当、20m先に320型相当の画面を表示する。シースルータイプのため、目の前の透過ディスプレイ上に映像を表示しながら、背景をそのまま見ることが可能。バッテリを内蔵し、装着したまま自由に移動することもできる。4月24日発売予定で、店頭予想価格は7万円前後。