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ケンウッド、「彩速ナビ」用のD-ILAヘッドアップディスプレイ

 JVCケンウッドは、ケンウッドブランドの彩速ナビゲーション用ヘッドアップディスプレイユニット「HU-400X」を5月中旬より発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は10万円前後。

HU-400X

 独自の「D-ILA」デバイスを採用した彩速ナビゲーション用ヘッドアップディスプレイユニット(HUD)。車のルームミラーに装着する。接続対応の彩速ナビは、「MDV-Z701W/MDV-Z701」(2014年モデル)、「MDV-Z700W/MDV-Z700」(2013年モデル)、「MDV-737DT」(2012年モデル)。

 ルームミラーにディスプレイを用意することで、運転時の視線移動を減少させ、必要な情報を必要なタイミングで表示して、安全運転を支援する。2013年にはHUDとナビ「MDV-737DT」をセットにした「MDV-737HUD」を発売していたが、HU-400Xは、ルームミラー取り付けや必要な情報を必要なタイミングで表示する「ドライブサポート」表示などを引き継ぎながら、最新の彩速ナビに対応させ、追加オプションとして単体発売する。

 白色LEDと独自のD-ILAデバイスを採用。ルームミラーの横に配置できる透明なスクリーン(コンバイナ)に、7型相当のナビ画面を投写する。スクリーンの手前に小型のプロジェクタを配置しており、0.37型のD-ILAデバイスを使用。総画素数は約92万画素。光源は白色LEDで、輝度は15,000cd/m2。コンバイナのサイズは70×100×3mm(縦×横×厚さ)。重量は308g。

 ナビとの接続は中継ボックス経由で行ない、外形寸法は100×30×85mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約290g。

(臼田勤哉)