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2013年度のB-CAS発行枚数は1,534万枚。前年度比123%

次世代CASにおけるB-CAS方式の検討も

 B-CASカードを発行するビーエス・コンディショナルアクセスシステムズ(B-CAS)は1日、2013年度(2013年4月1日~2014年3月31日)の業績を発表した。B-CASカードの発行枚数は、2012年度に'11年度比で37%まで落ち込んでいたが、2013年度は'12年度比で123%まで回復した。

 2013年度のB-CASカード発行枚数は、前年度比123%の1,534万5,000枚に回復し、計画比でも118%となった。このうち三波共用カードが882万7,000枚(前年度比140%)、地上波専用カード564万3,000枚(同比106%)、CATV用カードが79万1,000枚(同105%)、その他カードが84,000枚(同116%)だった。

 B-CASカードの不正改ざんが起きている問題については、「関係当局や関係各社と連携し、厳正に対処してきた」としているほか、不正改ざんカードへの技術対応や、設備定期更新のための投資も行なったとする。また、2014年度はB-CASシステムの信頼性維持/強化とともに、次世代CASにおけるB-CAS方式の検討なども行なっていく方針。

 2014年度の売上高は64億6,200万円(前年度比112%)、営業利益は1億9,800万円、純利益は1億700万円。

(臼田勤哉)