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DVAS、アッテネータの二連音量調整機能付きヘッドフォンアンプ

「Model5」

オーディオ機器の開発・製造を手掛けるDVAS(ディーバス)は、高精度アッテネータによる二連音量調整機能を搭載したヘッドフォンアンプ「Model5」の受注を、5月1日から受け付ける。納期は受注後2カ月で、価格は132万円。

XLR、RCA各1系統の入力と、4ピンXLR、4.4mmバランス、6.3mmアンバランスのヘッドフォン出力3系統、XLR、RCAのプリアンプ出力を備えたアッテネータ付きヘッドフォンアンプ。「高精度な表面実装パーツを多用し高密度実装したアンプ回路を強力な電源でサポートし、それらを強固かつミニマルなデザインのシャーシで包みこむという DVAS のフィロソフィーを継承した」という。

アンプ部には、既存モデル「Model2B」とほぼ同等のインスツルメンテーションアンプ構成フルバランス完全差動アンプを搭載した。電圧増幅段はラインプリアンプ「Model3」と同一で、高精度なプリアンプ出力もできる。

回路は完全差動アンプのネガティブ、ポジティブの両入力に高インピーダンス受けの電圧増幅段を追加したもので、「高入力インピーダンス、高CMRRを実現し外来ノイズ除去能力に優れた高性能なアンプ回路」とのこと。

入力アンプにはFET入力の高性能OPアンプを搭載し、それを受ける完全差動アンプ回路には高スルーレート、高GB積の最新デバイスを投入し、透明感の高い静かな音質を実現したという。

信号とアンプ入力には、金属箔抵抗のアンプ入力側をシャントする47ステップの高精度アッテネータによる二連音量調整機能を搭載する。

ELMA製ロータリースイッチ、PRP製高精度抵抗(0.1%)などの優れたパーツをDVAS社内で1個ずつ組み上げることで、減衰量、可変ステップなどを同社独自のカーブに合わせて設計している。

同機能は、ネガティブ、ポジティブ間に挿入されるため、フルバランス回路でありながら1回路のアッテネータで音量調整が可能。二連構成により、1個のつまみで左右の音量を同時調整できる。

入力セレクター、ヘッドフォン保護回路には低ON抵抗の半導体スイッチを採用。アンプ入力から出力まで、信号経路上に入出力コネクター以外の機械接点がないアンプを実現した。これにより、長期にわたり信号経路上の機械接点の劣化に起因する接触不良の発生しないアンプを実現したとのこと。

電源回路は電流増幅段、電圧増幅段、制御回路ごとに独立したマルチトランス方式。電流増幅段は100VA、電圧増幅段は25VAのトロイダルトランスで、正負独立巻き線からModel2Bと同じSiCショットキーバリアブリッジダイオードと高信頼性コンデンサで個別整流している。

ヘッドフォン、イヤフォンとの組み合わせ、プリアンプとしての使用を想定し、それぞれのモードで異なるゲイン設定が可能な出力切り替え機能を備える。

筐体は、アルミブロックから削り出し加工した高剛性シームレス天吊りシャーシを採用。底面以外の5面を一つのアルミブロックから削り出し、内部のシールド機能などにも配慮した構造となっている。

付属のインシュレーターは、Model2Bで搭載したステンレス削り出しのベース部分と天然皮革チップ部のハイブリッド型。設置面に優しく、適度な摩擦抵抗を持ちつつ、設置面積を抑えた設計で、安定性高く設置できる。

最大出力は3.5W+3.5W(32Ω負荷)。外形寸法は突起部を含めて430×260×98mm(幅×奥行き×高さ)、重さは11.5kg。