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TANNOY、10インチ同軸2ウェイのフロア型スピーカー「DC10Ti」

54万円/台。Definitionシリーズに2モデル

Definition DC10Ti

 エソテリックは、TANNOYのフロア型スピーカー「Definition DC10Ti」など3モデルを8月1日より発売する。価格は10インチ同軸2ウェイユニット搭載のフロア型スピーカー「Definition DC10Ti」が54万円/台、8インチの「Definition DC8Ti」が44万円/台。

 また、センタースピーカーの「Definition DC6 LCR」も8月1日に発売する。価格は27万円/台。

Definition DC10Ti/DC8Ti

Definition DC8Ti

 「Definitionシリーズ」のフロア型スピーカーで、DC10Tiは10インチの同軸2ウェイユニットを、DC8Tiは8インチの同軸2ウェイユニットを搭載。重量級スタビライザーウェイトを内蔵した新ベースデザインを採用している。

 エンクロージャは寒冷地域で時間をかけて育成されたバーチ(樺)材を採用。独自のラウンドカーブにより、共振や内部反射を低減し、解像度を高めている。カラーはダークウォールナットとチェリー、ブラックの3色で、ブラックは丹念に磨き上げられたミラーグロス・ピアノ仕上げ。

 DC10Ti/DC8Tiのいずれも同軸2ウェイユニット「デュアルコンセントリックドライバー」とウーファから構成され、DC10Tiは10インチ(250mm)、8インチ(200mm)のマルチファイバーペーパーコーンと25mmチタンドーム、ウーファはDC10Tiが250mm、DC8Tiが200mmのマルチファイバーペーパーコーンとなる。同軸上のツィータは35kHzまでの高域特性を誇り、解像度の高い広帯域再生を実現するという。

 クロスオーバーネットワークは、低損失ラミネートコア・インダクタやポリプロピレン・フィルムコンデンサなどのオーディオグレード部品を使用。プリント基板を使わずに、各部品間を直結するなど、シンプル&ストレートを徹底した。ディープ・クライオジェニック処理により、回路内部のストレスを減少している。クロスオーバー周波数はDC10Tiが200Hz、1.4kHz、DC8Tiが250Hz、1.5kHz。

 エンクロージャ容積はDC10Tiが76リットル、DC8Tiが43リットル。MDF製のスピーカーベースを標準装備する。スピーカー端子はドイツWBT製で、タンノイ独自のアース端子を追加。内部配線はオランダvan den Hul製。

 周波数特性は30Hz~35kHz(DC10Ti)/33Hz~35kHz(DC8Ti)、能率は92dB(DC10Ti)/89dB(DC8Ti)。インピーダンスは8Ω。外形寸法/重量はDC10Tiが434×320×1,176mm(幅×奥行き×高さ)/43kg、DC8Tiが370×260×1,081mm(幅×奥行き×高さ)/28.8kg。

Definition DC6 LCR

Definition DC6 LCR

 Definitionシリーズのマルチチャンネルシステム用センタースピーカー。2.5ウェイ+ABR(パッシブラジエータ)の構成で、映画再生で稼働率の高いセンターチャンネルを他のDefinitionシリーズとマッチさせ、サラウンド効果を高める。

 6インチ(150mm)同軸2ウェイのデュアルコンセントリックドライバーと、150mmウーファ、150mmパッシブラジエータから構成される。クロスオーバー周波数は1.7kHz。エンクロージャ容量は19.7リットル。再生周波数帯域は35Hz~35kHz、インピーダンスは8Ω。外形寸法は600×285×226mm(幅×奥行き×高さ)、重量は11.9kg。

(臼田勤哉)