ニュース

zionote、JAVSのUSB DDC「X-DDC-Reserve」。電源や筐体を強化した最上位機

 zionoteは、JAVSのUSB DDC「X-DDC-Reserve」を9月5日に発売する。直販サイトのzionoteDirect限定販売で、直販価格は32,800円(税込)。

X-DDC-Reserve

 USBまたは光(丸型)/同軸デジタルから入力された音声を、光(角型)/同軸デジタルまたはAES/EBUから出力できるコンバータ。リニアPCMは最高192kHz/24bitに対応する。全てのデジタル出力から常時信号が出力されるため、分配器としても利用できる。製品名にある「Reserve」は、ワインの製造において原料から厳選して丹念に仕上げて作られた代表銘柄に与えられる「レゼルヴ」から付けられたもの。

 X-DDC-Reserve内部に高精度マスタークロックとリクロック回路を搭載。高精度にリクロックされた低ジッターの音声信号を出力可能としている。DDCとしての利用だけでなく、光から光、同軸から同軸への高精度なリクロック回路としても使える。搭載クロックは±1ppm精度のTCXO(温度補償型水晶発振器)。USB Audio Class 2.0に対応し、アシンクロナス(非同期)伝送が可能。パソコン接続時の対応OSはWindows Vista/7/8とMac OS X 10.6以降。WASPI/ASIO 2.1に対応する。

 既発売モデルのX-DDCから上位モデルX-DDCplusへのモデルチェンジ時にも電源回路が改善されたが、新モデルのReserveの開発でもリニア定電圧回路をさらに強化した。そのほかにも誤差1%の高精度部品やオーディオ用コンデンサーで回路を構成。内部基板は24金メッキ処理されている。

 同社USB DAC/ヘッドフォンアンプ・X3シリーズの「X3-HDSD-DAC」や「X3-HDSD-HPA」向けに開発したアルミ製シャーシをDDCにも採用。X3シリーズと同じく大型インシュレータも備えている。

 USBコントローラはXMOSチップセットを採用する。AES/EBUのXLR端子はノイトリック製。外形寸法は137×153×36mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約600g。ACアダプタが付属する。

内部構造
背面

(中林暁)