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beyerdynamic、新イヤフォン「DX」や最上位ヘッドフォンアンプ「A2」など

 ドイツ・ベルリンの国際見本市会場において9月10日(現地時間)まで行なわれている「IFA 2014」から、beyerdynamicのブースに展示されていた新イヤフォンやアンプなどをレポートする。

イヤフォンの新モデル「DX 160 iE」
「DX 160 iE」の主な仕様

 「DX 160 iE」は、ダイナミック型ドライバを内蔵したカナル型(耳栓型)イヤフォン。欧州では販売中で、価格は99ユーロ。ネオジウムマグネット搭載によるパワフルな駆動や、同梱する7サイズのイヤーピースによりユーザーに合った遮音性を実現できることなどが特徴。ケーブルはフラットタイプ。リモコン付きの「iDX 160 iE」も用意。「DXシリーズ」として展開している。

 また、8月から発売したオンイヤーヘッドフォン「DTX 350 p」も展示している。49ユーロのモデルながら、ソフトで装着感を高めたイヤーパッドを備えている点などが特徴。

ヘッドフォン「DTX 350 p」
イヤーパッド部

 欧州では6月に発売されている同社ヘッドフォンアンプのトップモデル「A2」も展示されている。ディスクリート回路を採用し、ヘッドフォン出力は2系統装備。接続するヘッドフォンに合わせて、インピーダンスとゲインを底面スイッチで個別に調整できる。接続するヘッドフォンは16~600Ωに対応。ボリュームはリモコンでも調整できる。入力はアナログのみで、2系統装備する。

ヘッドフォンアンプの最上位機「A2」。ヘッドフォンスタンドも備えている(ヘッドフォンは別売)

 アルミ製のヘッドフォンスタンドが付属し、アンプ本体にスタンドを固定できる。トップパネルはチャコールカラーのガラス製で、動作中はイルミネーションが点灯し、内部が見えるようになっている。欧州での価格は1,490ユーロ。同社のテスラドライバー搭載ヘッドフォン「T1」と組み合わせて、IFAの会場で試聴できるようになっている。

背面
ヘッドフォンスタンドを本体に固定
マイク製品として、デジタル一眼カメラなどへの装着を想定した「MCE 85 BA」と「MCE 85 PV」を展示していた

(中林暁)