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トップウイング、2筐体で光絶縁とリクロックするUSBアイソレーター「「Silent USB Link」。約7.7万円
2026年4月24日 11:40
トップウイングは、TOP WINGブランドのUSBアイソレーター「Silent USB Link」を5月20日に発売する。USBオーディオのために設計された二筐体構成の製品で、光絶縁アイソレーター、MEMSクロック搭載リクロッカー、長距離対応USBエクステンダーという3つの機能を統合している。価格はオープンで、市場想定価格は77,000円前後。
USBオーディオには、上流機器から伝わる電気的ノイズ、時間軸の揺らぎ、ケーブル長の制限という問題があり、それらを個別に対処するのではなく、信号の経路と時間軸の両面から再構築するという設計思想に基づいて開発したとう。
PCやトランスポートを接続するSourceユニットと、USB-DACを接続するDeviceユニットから構成。ユニット間はSilent Fidelity SFPによる光伝送で分離され、電気的結合を断っている。
各ユニット内部ではMEMSクロックによるリクロック処理を行ない、受信したデータを安定した基準で再整形。物理的な絶縁と時間軸の再生成をそれぞれ最適化することで、USB信号をあらためて構築し直すという。
光伝送方式を採用することで、最大20mまでの延長も可能。ノイズ源となり得るPCやネットワーク機器をオーディオラックから物理的に隔離することも現実的になるとする。
GNDを共有したままの光ケーブルや、ICによる電気的アイソレーターといった方式は、「完全な電気的分離を実現しているとは言えず、微小なノイズ経路や共通インピーダンスを通じて上流機器の影響が残る場合がある」という。
Silent USB Linkでは、ユニット間をSilent Fidelity SFP による光伝送で接続することで、GNDの完全分離を実現。電気的結合をゼロに抑え、ノイズの伝搬経路そのものを物理的に遮断したとする。
各ユニットで、データ受信時および送信時の双方においてMEMSクロックを用いたリクロック処理を実施。USBオーディオは非同期通信であるため、理論上はDAC側でクロックが再生成される仕組みだが、実際にはホスト側のパケットタイミングの揺らぎや信号生成のジッターが、受信側のPLL動作や内部クロック負荷に影響を与えるとする。
Silent USB Linkでは、送受信時にデータを一度内部で再整形し、低ジッターかつ安定した基準で再生成。その基準としてMEMSクロックを採用。外来ノイズや温度変化、微振動に対して高い安定性を持ち、一般的な水晶発振器に比べて外部環境の影響を受けにくいという。
入力はUSB3.0 Bポート、出力はUSB3.0 Aポートを装備。ユニット間通信はSFPポートを使用する。なお、物理コネクタはUSB3.0形状だが、動作はUSB2.0規格となる。伝送速度は典型値100Mbps。USB-DAC用途に必要十分な帯域へ最適化することで、安定性と低ノイズ設計を優先したという。DSD512までの再生を確認済み。
2つのユニットは、付属のACアダプター×2個で動作する。Silent Fidelity SFPペア+STケーブル3m、USB-A→USB-Bケーブルが付属する。外形寸法は2ユニット共通で、120×80×28mm(幅×奥行き×高さ)。重量は各252g。


