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トップウイング、細径のオーディオ専用I2Sケーブル「Ultra Slim I2S」
2026年4月24日 14:00
トップウイングは、TOP WINGブランドの細径I2S専用ケーブル「Ultra Slim I2S」を5月20日に発売する。価格はオープンで、市場想定価格は19,800円前後。長さは1m。I2S伝送専用であるため、映像用HDMIケーブルとしては使用できない。
HDMI端子形状を採用したI2S専用ケーブル。I2Sは、クロック信号とデータ信号を分離した構造を持つため、広帯域かつシンプルな信号伝送が可能。I2S信号の外部接続にはHDMI端子形状を流用する方式が広く用いられているが、市場で流通しているケーブルの多くは映像伝送用途を前提とした一般的なHDMIケーブルであり、I2S伝送に特化した構造を持つ製品は多くないため、TOP WINGがこれまで培ってきた細径ケーブル設計技術を投入し、I2S伝送に最適化した専用ケーブルとして開発したという。
I2Sは本来、機器内部の基板間接続を想定したインターフェースであるため、S/PDIFやUSBのような長距離伝送を前提とした厳密なケーブル規格が存在しないという。Ultra Slim I2Sでは、I2S信号の伝送特性を考慮し、ケーブル内部構造を専用設計としている。5対のツイストペア導体を中心とした構成で、主要なクロック信号およびデータ信号を差動伝送する。
各ツイストペアはアルミ・マイラシールドで個別に覆われ、外側に編組シールドを配置することで、多層シールド構造を実現。これによりクロストークや外来ノイズの影響を低減している。
絶縁材・外被には特性の優れるPEを採用。 ケーブル内部では信号線とそれ以外のラインを明確に区別している。高速信号を伝送する通信ラインには高周波特性に優れた銀メッキ銅導体を使用し、制御信号や電源供給に使用される可能性のあるラインには適切な導体構成を採用することで、信号の役割に応じた最適化をしている。
広帯域信号伝送に対応する高精度コンタクトを採用し、接点には金メッキ処理を施している。コネクタ外装には金属シェル構造を採用することで、シールドの連続性を確保。外来ノイズの影響を低減した。
コネクタ自体も96Gbpsクラスの高周波信号伝送特性を考慮した設計のものを採用。高速デジタル信号においても安定した接続を実現したという。
長さ1m限定の専用ケーブルとして設計。一般的なHDMIケーブルは数m~十数mの長距離伝送を前提として設計されるため、伝送マージン確保のために太径導体や厚い被覆が採用されることが多く、ケーブルは太く硬くなりがちになる。
オーディオ機器同士のI2S接続では、多くの場合1m前後の短距離接続であることから、過剰な構造は必ずしも必要ではないとし、外径約4mmの細径構造を採用している。

