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光城精工、ノイズフィルタ/サージアブソーバを搭載し、増設も可能な電源タップ

 光城精工は、オーディオ機器などでの利用を想定した電源タップの新製品として、ノイズフィルタと雷対策のサージアブソーバを搭載した出力1口の「Force bar S1P」を12月に発売する。また、出力3口の増設用タップ「Force bar 3P」を10月24日に発売。価格はForce bar S1Pが24,000円、Force bar 3Pが15,600円。

Force bar S1P

Force bar S1P

 ノイズフィルタと雷対策のサージアブソーバを搭載した出力1口の電源タップ。連結用コンセントを備え、IEC60320規格 C13に準じた3Pインレットのある電源タップと接続可能。他の電源タップの前段に設置することで、ノイズフィルタを経由した電源を供給できる。入力ケーブルは別売。

 ノイズフィルタは独自のKOJOオリジナルフィルタ(JNF)を再設計したものを使用。オーディオ帯域に影響を及ぼすことなく不要ノイズを抑制するという。ノイズフィルタに使用しているコモンモードチョークコイルのコア材には、高透磁率が特徴のMagnetec製NANOPERM材を採用。100kHz~数100kHzの低周波帯域で高いインピーダンスを実現しながら、直流抵抗値は0.0042Ω以下で、高周波に対する損失も少ないという。

 他のForce barシリーズと同様、電源の入力から出力まで、全ての配線ラインを外装ケースからフローティングさせた「M.I.S.メカニカルアイソレーションシステム」構造を採用。コンセントは外装ケースよりもわずかに持ち上げて固定し、外装と電源プラグの間に1mm以下の隙間を作ることで、不要振動の伝達を防いでいる。出力容量は1,500VA。外形寸法は56×233×35mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約620g

Force bar 3P

Force bar 3P

 Force bar 3Pは、連結用コンセントを備え、Force barシリーズのコンセントに接続してコンセントの増設を行なえる出力3口の電源タップ。連結用コンセントは、インレットがIEC60320規格 C13に準じたものであれば、他メーカーの製品でも接続可能。配線ラインをフローティングさせた「M.I.S.メカニカルアイソレーションシステム」構造を採用している。出力容量は1,500VA。外形寸法は56×233×35mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約570g。入力ケーブルは別売。

(一條徹)