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世界最薄6.1mmの9.7型タブレットiPad Air 2。53,800円〜

スロー撮影などカメラ強化。Touch ID対応iPad mini 3も

 アップルは16日(米国時間)、新iPad「iPad Air 2」を発表した。厚さ6.1mmで世界最薄のタブレットになるという。内蔵メモリは16/64/128GBの3種類で、10月17日より予約を開始、Wi-Fi版とWi-Fi+Cellular版を用意する。Wi-Fi版の日本のApple Store価格は、16GBが53,800円、64GBが64,800円、128GBが75,800円。Cellular版は67,800円(16GB)、78,800円(6GB)、89,900円(128GB)。

とiPad mini 3(左)とiPad Air 2(右)
iPad Air 2(左)とiPad mini 3(右)

 Touch IDに対応した「iPad mini 3」も17日から予約を開始。Wi-Fi版の価格は42,800円(16GB)、53,800円(64GB)、64,800円(128GB)。Cellular版は56,800円(16GB)、67,800円(64GB)、78,800円(128GB)。

 なお、iPad Air 2とiPad mini 3のCellular版は、ドコモ、au、ソフトバンクの3社が10月下旬の発売を予告している。

世界最薄タブレット「iPad Air 2」

iPad Air 2

 2013年発売の初代iPad Airと同様に、9.7型/2,048×1,536ドットのRetinaディスプレイを採用。液晶はIPS方式で、精細度は264ppiとスペック上の大きな変更点は無いが、iPad Air 2では、フルラミネーションディスプレイと反射防止コーティングの採用により映り込みを抑えている。

 厚さは1.4mm薄くなり6.1mm。Appleのワールドワイドマーケティング担当シニアバイスプレジデント フィリップ・シラー氏は「世界最薄のタブレット」とアピールしている。Wi-FiモデルとWi-Fi Cellularモデルともに、16/64/128GBモデルを用意し、カラーはシルバー、ゴールド、スペースグレイの3色。

iPad Air 2
カラーはシルバー、ゴールド、スペースグレイの3色で展開

 CPUは、第2世代64bitアーキテクチャの新A8Xチップで、CPUパフォーマンスを40%向上し、ゲームプレイ中の操作追従性などを高めた。グラフィックス性能は初代AirのA7チップ比で2.5倍以上となり、ゲームやビデオ編集アプリケーションなどもきびきびと動作するという。

 処理能力の向上だけでなく、M8モーションコプロセッサの採用などにより消費電力も低減。薄型化しながら、バッテリ駆動時間は初代Airと同等の10時間を確保した。

厚さは6.1mm

 センサーを一新した800万画素iSightカメラを内蔵し、最高3,264×2,448ドットの写真撮影や1秒間に10枚の連写(バースト)撮影などに対応。A8Xチップの搭載により、顔認識精度の向上や処理能力を活かしたノイズ低減などが図られている。

120fpsでSlo-mo Video撮影

 1080p動画撮影のほか、120fpsのスローモーションビデオ(Slo-mo Video)の撮影/再生やタイムラプス撮影などにも対応する。ビデオ/写真ともにHDR撮影が可能。また、カメラ内蔵の編集機能で動画や写真の編集も行える。

 インカメラのFaceTime HDカメラも120万画素の新センサーとF2.2レンズを採用し、顔認識精度やHDR撮影対応などを図った。新センサーでは、光を81%多く取り込めるようになり、低照度環境でもしっかり撮影できる。デュアルマイクロフォンによるノイズキャンセルを用いて、ビデオ通話時のノイズも低減している。FaceTime HDの動画は720pまで。

 iPhone 5s以降のiPhoneで採用された指紋センサーのTouch IDを新搭載。パスコードの解除やApp Storeやアプリにおけるパスワード認証などに利用できる。新決済機能(米国のみ)のApple Payの決済にも使用可能。3軸ジャイロ、加速度センサー、気圧計、環境光センサーも装備する。

iSightカメラを装備
背面
Touch ID

 無線LANは、IEEE 802.11a/b/g/nに準拠し、デュアルチャンネル(2.4GHz/5GHz)とMIMO対応。最大866Mbpsの高速通信が行なえる。BluetoothはVer.4.0に準拠。Wi-Fi+CellularモデルはLTEなどの携帯通信網に対応。また、Assisted GPSおよびGLONASSも、Wi-Fi+Cellularモデルのみの機能となる。

 再生可能なビデオ形式はMPEG-4 AVC/H.264。最高1080p(1,920×1,080ドット)、60fps、High Profile 5.0のAVC動画が再生可能。MPEG-4やMoton JPEGにも対応する。対応音楽形式はAACとMP3、Apple Lossless、AIFF、WAV、Audible、HE-AACで、AAC/MP3の対応ビットレートは8〜320kbpsまで。写真はJPEG、GIF、TIFFなど。

iPad Smart Coverは従来のものが利用できる

 OSはiOS 8.1で、他のiOSデバイスなどと撮影写真を共有できる「iCloudフォトライブラリ」などに対応する。

 スピーカーやマイクを備え、本体上にON/OFFボタン、本体右にボリュームボタン、ミュートボタン、回転ロックを装備する。ステレオミニのヘッドフォン出力やLightning端子も備えている。外形寸法は240×169.5×6.1mm(縦×横×厚み)、重量は437g(Wi-Fi)/444g(Wi-Fi+Cellular)。

iPad miniがTouch ID搭載に「iPad mini 3」

 iPad miniにもTouch IDが追加され「iPad mini 3」として17日より予約開始する。Wi-FiモデルとWi-Fi Cellularモデルともに、16/64/128GBモデルを用意し、カラーはシルバー、ゴールド、スペースグレイの3色。

iPad mini 3

 2013年発売の「iPad mini Retinaディスプレイモデル」からの変更点は指紋認証センサー「Touch ID」の搭載。その他の大きな変更は無く、ディスプレイは7.9型/2,048×1,536ドット。外形寸法は200×134.7×7.5mm(幅×奥行き×高さ)で、重量はWi-Fiモデルが331g、Wi-Fi+Cellularが341g。

 CPUは64bitのA7チップとM7モーションコプロセッサも搭載。無線LAN機能はIEEE 802.11a/b/g/nに対応する。外向きの「iSightカメラ」は500万画素で、裏面照射センサーを採用。1080pの動画撮影が可能で、顔検出やタップフォーカス、3倍ビデオズームなどが利用可能。内向きのFaceTime HDカメラは120万画素で、720p動画撮影に対応する。

iPad mini 3
カラーはゴールド、スペースグレイ、シルバーの3色

従来モデルのiPad Airやminiも併売

 従来モデルのiPad AirやiPad mini 2(iPad mini Retinaディスプレイモデル)、iPad miniも併売される。iPad Airは16GBモデルが42,800円から、iPad mini 2が16GBで31,800円から、iPad miniが16GBで26,800円からとなる。

(臼田勤哉)