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10.5型で約460gの新「iPad Air」。A12 Bionicで70%性能向上、薄さ6.1mm

アップルは18日、10.5型の新iPad Airを発表した。オンラインのApple Storeから既に購入可能で、価格は、Wi-Fiモデルのストレージ64GBが54,800円、256GBが71,800円。Wi-Fi + Cellularモデルは64GBが69,800円、256GBが86,800円。カラーはいずれもシルバーとスペースグレイ、ゴールドの3色。18日現在、直販サイトのApple Storeでの配送予定日は3月30日~4月1日。

iPad Air(Apple PencilやSmart Keyboardは別売)

Neural Engineを搭載したA12 Bionicチップを採用し、パフォーマンスが70%向上、グラフィック機能は2倍になったという。ARや3Dゲームにも対応する。

10.5型/解像度2,224×1,668ドット(264ppi)のRetinaディスプレイを搭載。環境に合わせてホワイトバランスを調整する「True Toneディスプレイ」も採用する。輝度は500nits。Apple PencilやSmart Keyboardも利用可能。なお、iPad Proで使える第2世代のApple Pencilではなく、第1世代のApple Pencilのみサポートする。

Wi-Fi速度は最大866Mbpsで、Wi-Fi + Cellularモデルはギガビット級のLTEに対応。重量はWi-Fiモデルが456g、Wi-Fi + Cellularが約464g。外形寸法は174.1×250.6×6.1mm(縦×横×厚さ)。コネクタはLightningを採用している。

800万画素のデジタルカメラを搭載。F2.4のレンズを採用し、センサーは裏面照射型。Live PhotosやHDR写真、パノラマ撮影、自動手ぶれ補正なども備えている。1080pの動画撮影も可能で、120fpsのスローモーション撮影にも対応。動画撮影時も手ぶれ補正が利用でき、3倍のビデオズーム機能も用意。手ぶれ補正機能を使ったタイムラプスビデオ撮影も可能。

内側には700万画素のFaceTime HDカメラを搭載。レンズはF2.2で、裏面照射型センサーを採用。1080/30pの動画撮影や、Retina Flash機能なども備えている。

ARや3Dゲームにも対応

ステレオスピーカーを搭載。通話、ビデオ撮影、オーディオ録音のためのデュアルマイクも備える。通信はWi-FiがIEEE 802.11a/b/g/n/acに対応し、同時デュアルバンド(2.4GHz/5GHz)をサポート。Bluetooth 5.0もサポートする。

デジタルコンパス、Wi-Fiでの位置情報機能、iBeaconマイクロロケーションに対応。Wi-Fi + Cellularモデルはさらに、Assisted GPS、GLONASS、携帯電話通信からも位置情報を取得できる。

Touch ID、3軸ジャイロ、加速度センサー、気圧計、環境光センサーも搭載。バッテリー持続時間は、Wi-Fiの場合、インターネット利用、ビデオ再生、オーディオ再生で最大10時間。Wi-Fi + Cellularモデルで、携帯電話ネットワークでのインターネット利用では最大9時間。iOS 12を搭載する。

対応するオーディオフォーマットはAAC(8~320Kbps)、HE-AAC、MP3(8~320Kbps)、MP3 VBR、Dolby Digital(AC-3)、Dolby Digital Plus(E-AC-3)、Audible(フォーマット2、3、4、Audible Enhanced Audio、AAX、AAX+)、Apple Lossless、AIFF、WAVに対応。

映像フォーマットは、MPEG-4 AVC/H.264で最大4K/30p、ハイプロファイルレベル4.2(最大160kbpsのAAC-LCオーディオ)、48kHz、最大1,008kbpsのステレオオーディオ、またはDolby Audio、48kHz、.m4v、.mp4、.movフォーマットのステレオ、またはマルチチャンネルオーディオなどに対応する。

iPadのラインナップ。新iPad mini(写真右端)も発表。別記事で掲載している