'14年の有料音楽配信売上額は5年ぶりに増加の437億円

　日本レコード協会(RIAJ)は23日、2014年の年間有料音楽配信売上実績を発表。年間累計売上額は前年比105%の437億円で、2009年以来5年ぶりにプラスとなった。数量は同91%の1億9,654万ダウンロードだった。また、2014年の音楽ソフト(パッケージのオーディオ及び音楽ビデオ合計)の生産実績金額2,542億円と、有料音楽配信売上実績の合計は2,979億円となり、2013年の3,121億円に対し95%に縮小した。

　年間累計の内訳は、シングルトラックのダウンロード数が1億2,093万3,000回(前年比101%)、金額は206億2,400万円(同91%)。アルバムが、774万3,000回(前年比117%)で83億6,800万円(同121%)。音楽ビデオは、246万2,000回(同75%)で6億9,300円(72%)。定額制配信サービス(サブスクリプション)を含めたその他が、91億8,500万円(同216%)となった。このうち、PC/スマートフォン向けの定額制配信サービスの売上は、78億4,700万円で、前年比288%と3倍弱に伸長した。