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Questyle、ES9219Q×2基とSiPカレントモード搭のポータブルDACヘッドフォンアンプ「MEX」。ヘッドフォン祭で披露

マギウェイは、QuestyleのポータブルDAC/ヘッドフォンアンプ「MEX(エムイーエックス)」を発表した。11月7日にステーションコンファレンス東京で開催される「秋のヘッドフォン祭2026」のQuestyle会場で日本初披露する。

同日会場では、13:00と15:00の2回、MEXを操作して自分好みの音作りを体験できるプログラム「MEX TUNE LAB」(事前申告制/抽選/各回12人)や、オーディオ・DTMライターの藤本健によるEQ/PEQ(パラメトリックEQ)の解説、QuestyleのCEOである王豊碩と藤本健のトークセッションなどが行なわれる。進行は声優の田村響華が担当する。

「音楽の世界ではスペックがすべてではない。大切なのは音へのこだわり」の考えをもとに開発されたMEXの最大の特徴は、本体のスイッチで切り替えられる2つのモードを搭載。

PURE(原音)モードは、ハードウェア本来の音をベースにボーカルの息遣いから楽器の質感、空間表現までを忠実に再現するという。

TUNE(調音)モードは、アプリ「Questyle」と連携してプリセットEQの選択や、PEQを詳細に調整して好みの音作りが行なえる。

アプリのPEQでは周波数/ゲイン/Q値を帯域ごとに設定でき、フィルタータイプもLS(ローシェルフ)、P(ピーキング)、HS(ハイシェルフ)、LP(ローパス)、HP(ハイパス)から選択可能。

実用的なダイナミックレンジを広げ、低ゲインでのリスニングに効果的だというDRE(ダイナミックレンジ拡張)と、リニアフェーズ・ファストロールオフ/ハイブリッドフェーズ・ファストロールオフの2種類のDACデジタルフィルターはPUREとTUNEモードのどちらでも設定できる。

Questyleアプリでは今後、MEXで作成した音質設定に専用のチューニングコードを付けて保存/共有/読み込みができる「Q-Code」機能や、Webブラウザから操作できるコントロール機能を実装予定。

デザインはQuestyleのシンプルな設計思想を受け継ぎ、バウハウススタイルのスケルトン構造とした。実際の基板回路が見える造りで、CNCアルミ合金フレームと曲面サイドパネルで仕上げている。本体を裏返すと、独立したOLEDディスプレイで音量、ゲイン、フィルター、サンプリングレート、再生モードを確認できる。

ESS製DACチップ「ES9219Q」を2基搭載し、Questyle独自のSiPカレントモードアンプモジュールを4組組み合わせた構成を採用。増幅と負帰還処理を電流領域(Current Domain)で行う設計により、高速・広帯域・低歪みに加え、素早いトランジェントレスポンスを実現。自然な強弱表現やキレのある低域、クリアな音の重なりを生み出すという。

アーキテクチャには「TTA 3段階」を採用。前段での精密な制御によってDACとアンプを最適な状態で連動させ、多様なイヤフォン・ヘッドフォンに適した駆動基盤を構築した。対応フォーマットはPCM 384kHz/32bit、ネイティブDSD256。

電源まわりには、TOREX製の高効率DC/DCコンバーターと低ノイズLDOを組み合わせ、DAC、プリアンプ、ヘッドフォンアンプへ安定した電力を供給する。動作は接続機器からの給電で行い、スマートフォンのバッテリー負荷や発熱を抑えつつ、コンパクトな筐体で十分な駆動力を確保したとしている。

接続端子はUSB-Cで、MFI認証の接続方式でiPhone/iPadでも日常的に使用可能。出力端子は、3.5mmシングルエンドと4.4mmバランスの2系統。3.5mmはCTIA規格のマイク付きイヤフォン/ヘッドセットに対応し、本体の集音孔を使ったマイク入力により、通話やボイスチャットにも利用できる。

周波数特性は20Hz~20kHz ±0.5dB(PUREモード)、THD+Nは0.0002%未満、最大出力レベルは2V @300Ω(3.5mm)/4V @300Ω(4.4mm)。

本体サイズは30×12×61mm(幅×奥行き×高さ)。付属品はUSB-Cケーブル、USB-C to USB-A変換アダプター。