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LG、4K有機ELテレビを海外で3月発売。「デュアルプレミアム戦略」で市場拡大へ

 韓国LG Electronicsは24日、4K有機ELテレビなどグローバル向けテレビの'15年モデルラインナップをソウルで発表。合わせて、市場の牽引と拡大を図る「デュアルプレミアム戦略」を進めることを明らかにした。同社は韓国における有機ELテレビのラインナップを5モデルから10モデルに拡大。海外市場向けは3月下旬より順次発売予定としている。

4K対応の有機ELテレビ「EG9600」

 今回発表されたデュアルプレミアム戦略とは、有機ELテレビでプレミアムテレビ市場を牽引する一方、4K対応テレビの需要創出のために、高級モデルの購入層を増やし、市場自体の拡大を目指すというもの。

 有機ELテレビの新製品として、2015 International CESで発表された曲面型(Curved)の「EG9600」やフラット型の55/65/77型モデルなどを披露。4つの大きな特徴を表す“ABCDコンセプト”を紹介した。

「EG9600」や「EF9500」などをラインナップする

 角度(Angle:A)については、画面を斜めから見ても高い画質を保つ点をアピール。黒(Black:B)と色(Color:C)は、WRGB方式の有機ELディスプレイ技術などにより、色再現やコントラスト比の高さを訴求。また、同社の“アートスリムデザイン哲学”に基づいたシンプルでスリムなデザイン(Design:D)も特徴としている。

 有機ELテレビのほか、4K IPS液晶テレビも発表した。「UF9500」は、8.5mmの薄型筐体やHarman/Kardonによるオーディオシステムの搭載などを特徴としている。また、WebOS 2.0も搭載し、シンプルな操作性も追求している。

(中林暁)